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ニコラス・オットー : ミニ英和和英辞書
ニコラス・オットー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ニコラス・オットー ( リダイレクト:ニコラウス・オットー ) : ウィキペディア日本語版
ニコラウス・オットー[ちょうおん]

ニコラウス・アウグスト・オットー(, 1832年6月10日 - 1891年1月26日)は、ドイツ発明家。ピストン室で直接燃料を効率的に燃焼させる初めての内燃機関を発明した。既に他にも内燃機関は発明されていたが(例えばエティエンヌ・ルノワールによるもの)、それらは4つのストロークに別れたものではなかった。オットーが発明した当時に4ストローク機関という概念はあったが、それを実機に移したのはオットーが初めてということである〔http://www.ipaustralia.gov.au/pdfs/patentsmanual/WebHelp/National/Novelty/2.4.6.4_Mere_Paper_Anticipations.htm〕。現在でも4ストロークの概念は「オットーサイクル」という言葉に残されている。
== オットーの生涯 ==
オットーは1832年6月10日ナッサウ公国の小都市ホルツハウゼン(, 現ラインラント=プファルツ州)で生まれた。そこで初等教育を受け、1848年、16歳の時に学校を離れて生活のために食料品店で働き始め、後にケルンに転居した。1859年に初めてエティエンヌ・ルノワールの石炭ガス燃焼機関を見た後で内燃機関の実験を始めた。
1861年、ルノワールの設計を基にした内燃機関を初めて試作した。1864年、ケルンで内燃機関製造会社N.A.オットーを共同経営者のオイゲン・ランゲンと共に立ち上げた。この会社は今日でもドイツAGとして存続しており、140年以上の歴史を誇る、世界でも最古の内燃機関製造会社となっている。
1867年、オットーの会社は当初2サイクルの内燃機関を生産した。オットーの会社の創業期に、まず「大気気体出力機械」で大きな前進があった。この機械はパリ万国博覧会で、小企業による経済的な推進機械として金賞を受賞した。この内燃機関の生産は1868年に始まった。1872年、オットーの会社にゴットリープ・ダイムラーヴィルヘルム・マイバッハがしばらく加わり、4ストローク・サイクル、すなわち「オットー・サイクル」内燃機関の概念を作り上げ、1876年には文書化された。1877年、オットーは「オットー・サイクル」で特許を取得し、1882年ヴュルツブルク大学の哲学部から名誉博士号を授与された〔http://encarta.msn.com/encyclopedia_761589301/Otto_Nikolaus_August.html〕。
1884年、オットーは再度、内燃機関の設計を革新した。この時点まで、内燃機関は燃料に石炭ガスを使っていたため、建物内に固定して使っていた。また、ガスを点火し、始動するためには種火を必要とした。これが低圧電磁点火装置の導入で、液体燃料が使えるようになり、移動する物体に搭載することが可能になった。
1886年、オットーの競合社がオットーの特許に異議申し立てをした。これはフランスのアルフォンス=ウジェーヌ・ボー・ド・ロシャスという技師が4ストロークを提案しているパンフレットが早くにあったというものであった。このためにオットーの特許は無効となったが、その頃にはオットーの内燃機関は広く使われる唯一の物となっていた。オットー・サイクルの内燃機関は今日でも自動車オートバイおよびモーターボートに最も良く使われる物となっている。オットーは1891年1月26日にケルンで死去した〔http://inventors.about.com/library/inventors/blotto.htm〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニコラウス・オットー」の詳細全文を読む




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