翻訳と辞書
Words near each other
・ ニザチジン
・ ニザム
・ ニザル・ラヤン
・ ニザヴェッリル
・ ニザーマト
・ ニザーマーバード
・ ニザーマーバード (アーンドラ・プラデーシュ州)
・ ニザーミー
・ ニザーミー (小惑星)
・ ニザーミーヤ
ニザーミーヤ学院
・ ニザーミー・アルーズィー
・ ニザーミー・アル=アルーズィー
・ ニザーミー廟
・ ニザーム
・ ニザームッディーン・アウリヤー
・ ニザームッディーン・ダルガー
・ ニザームッディーン廟
・ ニザームパトナム
・ ニザームルムルク


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ニザーミーヤ学院 : ミニ英和和英辞書
ニザーミーヤ学院[にざーみーやがくいん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
学院 : [がくいん]
 【名詞】 1. institute 2. academy 

ニザーミーヤ学院 : ウィキペディア日本語版
ニザーミーヤ学院[にざーみーやがくいん]

ニザーミーヤ学院al-Madrasa al-Niẓāmiyya المدرسة النظامية )は、11世紀後半にセルジューク朝宰相ニザームルムルクによって各地に建てられた学院(マドラサ)。単にニザーミーヤとも表記される場合もある。
==概要==
11世紀後半、セルジューク朝のスルタンであるマリク・シャーに仕えたニザームルムルクによって各地に設けられた。「ニザーミーヤ」の名称は、彼の名にちなんだものである。従来のマドラサは地域社会の有力者が創設するものであった。これに対して、ニザームルムルクは、自らの名を持つマドラサをニーシャープールに始まり、バグダードイスファハーンレイなどのセルジューク朝の支配する各主要都市にこのマドラサを創設させた。とりわけバグダードでは神学教授のガザーリーなどが活躍した。(ただし、のちにガザーリーは教職から離れスーフィーとなる。)その目的としては、有能な官吏養成が挙げられるほか、当時有力であったイスマーイール派シーア派の一派)の布教活動への対抗も指摘されている。
ニザーミーヤ学院で教育された内容はシャーフィイー学派法学アシュアリー学派神学が強調されていたようである。これは中央アジアなどで隆盛していたハナフィー学派との均衡政策などが影響していたという説もある。ガザーリー自身もシャーフィイー学派とアシュアリー学派、両方の学統に連なる人物である。その後セルジューク朝末期からホラズム・シャー朝時代に掛けてホラーサーン方面では王朝内外の政治的対立に加え、住民間で法学派同士による権力闘争が展開したようだが、ニーシャープールなどのニザーミーヤ学院ではその闘争の舞台のひとつとなった。
このニザーミーヤ学院で教授職をとったのは、上記ガザーリーをはじめイマームルハラマイン・ジュワイニーなど11世紀から13世紀にかけてアシュアリー学派、シャーフィイー学派を代表する大学者たちであった。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニザーミーヤ学院」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.