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ニコラス・A・ポパディッチ(Nicholas A. Popaditch, 1967年7月2日 - )は、アメリカの軍人、政治家。アメリカ海兵隊の隊員として湾岸戦争、イラク戦争などに従軍して銀星章や名誉戦傷章を受章した後、傷痍除隊を果たした。最終階級は先任軍曹(Gunnery Sergeant)。2010年にはカリフォルニア州から共和党候補として出馬したが、現職の民主党議員に敗れた。また2012年にはから再び出馬したものの、やはり現職の民主党議員に敗れた。 ==軍歴== ニック・ポパディッチはインディアナ州に生まれ、同州テレホートに暮らした。1986年、大学の奨学金を拒否した後、海兵隊に入隊する。軍曹昇進後は戦車長として勤務した。1991年からの湾岸戦争にも従軍し、1992年には名誉除隊を果たしている。1995年、現役復帰したポパディッチはのに配属され、その後へ訓練係下士官(Drill instructor)として配属された。 イラク戦争勃発時には二等軍曹(Staff Sergeant)に昇進しており、小隊付軍曹(platoon sergeant)たる戦車長として再び戦地へと派遣された。2003年からのイラク侵攻に参加し、同年4月9日にはにおけるサダム・フセイン大統領のに参加した事で彼は小隊と共にその名を知られる事になる〔。この際、AP通信の特派員ローラン・レボースは、倒れつつあるフセインの銅像を背景に、戦車のキューポラから頭を出して葉巻をくわえるポパディッチの姿を撮影した。以後、彼は「葉巻の海兵」(The Cigar Marine)のニックネームで呼ばれるようになり、またこの写真はでの米軍の勝利を報じる世界各国の新聞で象徴的に使用された〔。ポパディッチが後に語ったところによれば、バグダードにおける勝利だけではなく、偶然にもその日が妻との12回目の結婚記念日であった事を個人的に祝して葉巻を吸っていたのだという。米本土へ復員した後、彼は先任軍曹(gunnery sergeant)に昇進する。そして2004年には再びイラク派遣への参加を志願した。 2004年4月、戦車長としてに参加する〔。4月7日の戦いにて、M1エイブラムス主力戦車に搭乗していたポパディッチは、非常に狭く入り組んだ通りが多く、また随伴歩兵を欠き、RPG-7による激しい攻撃を受けている最中にもかかわらず、視界を確保するべくハッチから身を乗り出し指揮を取っていたという。待ち伏せていた敵兵の発射したロケット弾が頭上で爆発した折、彼は負傷し視力と聴力を一時的に失った。彼は自分の戦車が前線を離れるまで辛うじて意識を保っていたが、離脱直後にドイツのに搬送された。長期の入院と治療にも関わらず、彼は右目の視力と右耳の聴力を完全に失い、傷痍軍人として米本土への復員を余儀なくされた。その後、にて左目の視力回復を試みる治療が行われた。治療期間中、彼は黒目の部分に海兵隊のシンボル『Eagle, Globe, and Anchor』が描き込まれた特注の義眼をはめ込んでいた。2005年11月10日、彼の戦功に対して銀星章が授与される。4月22日、先任軍曹を最終階級として傷痍除隊を果たした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニック・ポパディッチ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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