|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ マンガン乾電池 : [まんがんかんでんち] (n) manganese dry cell ・ 乾 : [けん, ほし] 1. (pref) dried 2. cured ・ 乾電池 : [かんでんち] 【名詞】 1. dry cell 2. battery ・ 池 : [いけ] 【名詞】 1. pond
ニッケル系一次電池(ニッケルけいいちじでんち)はニッケル・水素蓄電池とアルカリマンガン乾電池の技術を応用して作られた一次電池。 == 概要 == 基本的な構成はアルカリマンガン乾電池(以下アルカリ乾電池)に似ている。正極において、アルカリ乾電池と同じ黒鉛と二酸化マンガンに加えてオキシ水酸化ニッケルを使用している。他、負極には亜鉛、電解液には水酸化カリウムを用いるのはアルカリ乾電池と同じである。高負荷(すなわち高い消費電力)に強く電圧が長期間安定して供給される、低温下でも性能が落ちない、などの特徴がある。「ニッケルマンガン電池」「オキシ水酸化ニッケル電池」などとも呼び、商品名では「GigaEnergy(東芝)」「オキシライド乾電池(Panasonic)」など。 高性能な上価格に対し寿命が(リチウム電池ほどではないが)長く、コストパフォーマンスの上ではアルカリ乾電池を上回っているとして、2002年頃各社から新方式の乾電池として登場したものの、需要の多い用途が、消費電力の多かった当時のデジタルカメラ程度と非常に狭く、消費電力の少ない機器に使用した場合アルカリ乾電池と寿命の劇的な差は無い、初期電圧が高いため新品状態で使用すると問題がある機器がある、消耗による電圧の低下の曲線が異なるため機器の電池残量検出がうまく働かないこともある、等の問題があり、デジタルカメラの低消費電力化とアルカリ乾電池の性能向上により市販はほぼなくなった。 特に頭打ちになったきっかけは、ソニーのサイバーショットのように 充電池を使うカメラが増えたり、三洋電機のエネループが発売され尚且つ低価格で充電池が購入できるようになり、売れなくなったためである。 現在、この電池を製造しているのはFDKなどであるが市中ではまず見かけない。かつては松下電器、東芝電池、ソニーから発売され、広く一般に市販されていた。 * 東芝電池(品番ZR6G)では「Giga Energy(ギガエナジー)」というブランド名で2002年より発売していたが2007年2月をもって製造を中止した。 * 松下電器(品番ZR6D)では「ニッケルマンガン電池」として発売していたが、低電圧特性を改善した改良型をオキシライド乾電池と大々的に銘打って売り出すために、旧製品は一斉に入れ替えがおこなわれ消滅した。 * ソニー(品番ZR6DC) なお、電池名に「ニッケル」が入っていることから、充電できる「ニッケルカドミウム」や「ニッケル水素」と紛らわしい、という判断のためか、充電できない旨の表示を大書きした製品もあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニッケル系一次電池」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nickel oxyhydroxide battery 」があります。 スポンサード リンク
|