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ニベ科[にべか]
ニベ科()は、スズキ目に属する魚類の分類群の一つ。66属で構成され、ニベ・シログチなど沿岸に生息する海水魚を中心におよそ270種が含まれる。 == 概要 ==
ニベ科には270種が含まれ、79科を擁するスズキ亜目の中でハタ科・テンジクダイ科に次いで3番目に大きい科となっている〔。太平洋・インド洋・大西洋など世界中の海に住むが、分布範囲は大陸周辺の沿岸域に限られ、インド洋中央部や太平洋の島嶼地域には生息しない。沿岸から大陸棚にかけての砂泥地帯で生活する種類が多く、水深200m以深の深海に出現する場合もある〔『日本の海水魚』 p.370〕。海産種の一部は汽水域にも進出し、南北アメリカ大陸の大西洋岸からは28種の純粋な淡水魚が知られる。 ほとんどの仲間は体長数十cmにまで成長し、ニベ・シログチのように食用魚として重要な種類も多く含まれる。オオニベ(''Argyrosomus japonicus'')など、2mに達する大型種も知られている〔。 ニベ科の魚類は「イシモチ」あるいは「グチ」と総称されることがある。前者はテンジクダイ科の魚類が同じ名で呼ばれるのと同じく、本科魚類が他の科の魚類に比してかなり大き目の耳石をもつこと、後者は浮き袋を反響させ発音することがその由来となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニベ科」の詳細全文を読む
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