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ニャフルル()は、ケニアのリフトバレー州、ライキピア県にある町。州都ナクルの東に位置する。かつては中央州ニャンダルア県の県都であったが、オルカロウに移転した。都市部の人口は2万7451人である。 ==概要== 建設当初は近くのエワソンギロ川にある落差70mの「トムソンの滝」にちなんで、トムソンフォールズ (Thomson Falls) と名づけられた。ニエリ-ルムルティ間の道とニエリ-ナクル間の道の交差点に位置し、1929年にはギルギルから鉄道が延伸、発展を見た(鉄道は後に廃線)。かつては木材加工が盛んで、国営鉛筆会社が工場を置いた。製乳の拠点でもあった。 町外れには質の高い教育を提供する私立エジャートン大学のライキピアキャンパスがあり、人生の成功を目指して多くの学生が通っている。 ニャフルルの一帯は農業が基幹産業で、主に北部ではトウモロコシが、南部ではジャガイモが生産される。近年では冷涼な気候、土壌、安価な労働力から花き農家が増えている。 この標高の高さゆえ、重要な大会を控えたマラソンやクロスカントリーの選手がよく合宿に来る。北京オリンピックの男子マラソンで金メダルをとったサムエル・ワンジルなど、これまでに多くの陸上競技選手を輩出している。 2006年には福音派の汎アフリカン神学校が近郊に開校した。ニャフルルにはもう一校、エマニュエル聖書研究所という学校があるが、神学のほかにも音楽やさまざまな器楽のコースがある。 2010年にはスーパーマーケットで聖書2冊を万引きしたため、リンチされかけた女を警察が助け出すという事件が起こり、国内外で報じられた〔James Munyeki, Mob attacks woman caught stealing Bible in the ''Standard'' (Kenya), 2010 June 25 (accessed 2010 June 24).〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニャフルル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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