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ニューファンドランドシロオオカミ : ミニ英和和英辞書
ニューファンドランドシロオオカミ[らん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

ニューファンドランドシロオオカミ : ウィキペディア日本語版
ニューファンドランドシロオオカミ[らん]

ニューファンドランドシロオオカミ は、食肉目イヌ科に属するオオカミのうち、カナダニューファンドランド島に生息していた個体群。すでに絶滅した。絶滅後に という名で新亜種として記載されたが、現在は北米北部に分布する () に含めるのが一般的。亜種名の「」は当時すでに絶滅していた島の先住民ベオトク族(ベオスック族)への敬意を込めて命名されたものである。
== 特徴 ==
主に山地に生息していた。体格は最大のもので全長200cm、体重70kgにも達した。体色は白で、雪の多いニューファンドランドで保護色として機能していたと考えられる。
1937年にハーバード大学の動物学者である Glover M. Allen と Thomas Barbour が他の地域のものとの形態的な違いから、島の個体群は亜種として区別されるべきだとして ''beothucus'' と命名記載した。別亜種とした根拠は3つほどあり、1つは上顎の裂歯の中央付近に湾入があること、次にこの裂歯とそれに隣接する第3大臼歯の距離が他の地域のオオカミのそれよりも離れていること、そして頭蓋の吻部の相対的な長さが違うということであった。しかしこのような微細な差異だけで亜種として区別する必要があるかどうかについては古くから疑問を持つ研究者もあり、現在では北米北部に分布する ''Canis lupus nubilus'' に含める見解が主流である。
かつては最終氷河期(約1万年前)に本土からニューファンドランド島に渡って来たという説もあったが、その後の研究では、それよりもっと前に渡来し、餌となるトナカイの群れとともに島の南部で氷河期を生き延びた個体群だと考えられるようになった。島のトナカイの数とオオカミが必要とする餌の量から計算して、生息可能なオオカミの個体数は650-800頭程度であるが、先住民やその他の動物との競合も考え合わせると、最高時でも総数が450頭を超えることはなかっただろうと試算されている(外部リンク参照)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニューファンドランドシロオオカミ」の詳細全文を読む




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