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ニート選挙とは、ニートから市議会議員選挙に立候補した経歴のある鈴木公成が、自身の選挙ストーリーを若者に伝え、投票率向上、立候補促進に繋げようと、自ら企画、製作した映画である。 == 企画の立ち上げから完成に至る経緯 == 企画の立ち上げ時期は、2013年12月頃。東日本大震災の影響で福島県から新潟県に移住した鈴木が、新潟のエンターテインメント文化に触れ、以前から暖めていた「自身の選挙ストーリーを何らかの形で伝え、若者の政治参加を促したい」という考えを、映画で表現しようと思いついたのである。 当時の直近の大きな選挙は2015年4月の統一地方選挙であり、万単位の地方議員が誕生することから、その前に映画を製作、公開し、それを見た若者の立候補に繋げたいと考えたのである。 企画書を書いた鈴木は、映像制作会社、テレビ局、映画館、映像専門学校、映画製作サークルなど、新潟のあらゆる映像関係者を当たった。しかし、反応は鈍く、協力者は中々現れなかった。 行き詰った鈴木であったが、次なる行動として、ネットで協力者を募集した所、映像関係者、元映画プロデューサー、元テレビ関係者、脚本家、ニート団体などが集まりだし、FacebookグループやSkypeで企画会議をするようになった。 映画製作が初めての鈴木に対し、経験者らが、「脚本を書くこと、監督や制作会社を見つけること、お金を集めること」などをアドバイスした。 脚本については、鈴木の選挙ストーリーは事実に基づいた物にするとして、それ以外の部分では「七人の侍」や「七人のおたく」をモチーフとした「ニート軍団」を登場させ、エンターテインメント色を出そうという話になった。 ニート軍団のネタは実際のニート団体から様々な実体験に基づいた意見が出され、それを元に各キャラクターの案が出来上がっていった。 脚本が出来上がっていく一方で、監督、制作会社はみつからず、資金集めのメドも立たなかった。 そこで鈴木は、自己資金300万円を限度として出すこととし、その額で引き受けてくれる、制作会社、監督探しを始めた。 その結果、Vシネマなど、低予算映画製作の経験を持つ沖田光が制作を引き受ける事となった。 当初は何もかも未定で全く相手にされなかった本作の企画であったが、自己資金があること、経験者の監督が決まったこと、PVが出来たことなどから信頼が生まれ、ラジオ、ネット、雑誌など、メディアでも活動が紹介され、さらなる信頼を産んでいった。 その結果、クラウドファウンディングは目標額未達成で資金が集まらなかったものの、主役オーディション情報は、大手オーディション雑誌に掲載され、50人以上の応募の中から、主役として、新潟県新発田市出身の笠原賢人が選ばれた。 その後、撮影の準備が本格化していくが、当初予定していた作品時間が90分程度であったのに対し、鈴木の脚本、構想が予想以上に大きく、結果、2時間超えの予想がなされた。 その結果、当初の予算では収まらない旨を伝えられたが、鈴木はゴーサインを出し、撮影へと進んでいった。 低予算、少人数のスタッフ、慢性的なエキストラ不足、更には撮休を設けられないスケジュールで、「1日でも雨が降ったら終わり」という綱渡り的な制作体制であったが、奇跡的に8日間で撮影が終了(撮影中、台風で一日雨の日があったが、その日の撮影は全て室内であった)、最終的に総出演者200人以上、作品時間2時間25分の大作が完成したのである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニート選挙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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