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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ニードル : [にーどる] (n) needle, (n) needle ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ニードルレースとは、針を用いて糸だけで作られたレースのことをさす。ニードルポイントレースともいうが、広義には布地に刺繍して作成されるレース(刺繍レース)も「ニードルポイントレース」であるため、糸だけで作るものを区別する為に、これをニードルレースと呼ぶ。 ==現存するレースの種類== 15世紀から16世紀頃に隆盛したドロンワーク (drawn threadwork) 、カットワーク (cutwork) 、レティセラ (reticella) は、ニードルポイント (布地に刺繍したもの) であるため、ニードル・ポイント・レースとよばれるが、厳密にはニードルレースには含めない。以下、ニードルレースの主な種類を挙げる。 ;プント・イン・アリア (punto in aria) (1620年頃から1650年頃) :イタリア語で「空中ステッチ」の意味。生地なしで糸だけで作られた、最初の正規のニードルレースである。幾何学模様を特徴とする。 ;ポワン・プラ・ド・ヴニーズ (point plate de Venise) (1630年頃から1650年頃) :完全に幾何学模様ではないニードルレース。グロ・ポワン・ド・ヴニーズとは異なり、模様に浮き上がった部分がない。 ;グロ・ポワン・ド・ヴニーズ (gros point de Venise) (1650年頃から1670年頃) :彫刻的な美しい外観をもち、男子服に良く似合う重厚なニードルレース。50本の糸の束をモチーフの輪郭につけ、モチーフはピコットステッチのブリッドで自由につながれた。 ;ポワン・ア・ラ・ローズ (point à la rose) :グロ・ポワン・ド・ヴニーズに似ているがブロッドが非常に細かい。モチーフは非常に小さいポワン・プラ・ド・ヴニーズの変形。19世紀になってからこの名称が使われるようになり、17世紀レースのテキストで用いられる。 ;ポワン・ド・フランス (point de Français) (1670年頃から1690年頃) :単純で幻想的なモチーフであり、六角形の網目はボタンホールとピコットが特徴である。 ;ポワン・ド・ネージュ (point de neige) (1680年頃以降) :厳密なブロッドがなく、ピコットの集積と極小のモチーフを特徴とする。ボビンレースのポワン・ド・ネージュとは異なる。ヴェネツィアで考案された最後のニードルレースである。 ;アランソン・レース (Alençon lace ,point d'Alençon) (1700年頃以降) :地模様が単純な網目であり、モチーフはボビンレースに酷似している。 ;アルジャンタン・レース (Argentan lace ,point d'Argentan) (1730年頃以降) :アランソン・レースのデザインより目の詰んだものが多いが、1750年以降区別できなくなる。 ;ポワン・ド・スダン (point d'Sedan) (1740年頃以降) :1740年頃まではポワン・ド・フランスと同じ地模様であったが、アランソン・レースと同じ特徴をみせるようになる。非常に豊富な大きなモチーフを特徴とする。インドやペルシャの影響が見られる。 ;ポワン・ド・ガーズ (point de gaze) :技法はアランソン・レースに似ている。しばしばボビンレースに結合して使われ、大きなデザインの大きな作品となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニードルレース」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Needle lace 」があります。 スポンサード リンク
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