|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 音 : [おと, ね] 1. (n,n-suf) sound 2. note ・ 音楽 : [おんがく] 【名詞】 1. music 2. musical movement ・ 音楽祭 : [おんがくさい] (n) music festival ・ 楽 : [たのし, らく] 1. (adj-na,n,n-suf) comfort 2. ease ・ 祭 : [まつり] 【名詞】 1. festival 2. feast
ヌオヴァ・コンソナンツァ音楽祭 (''Nuova Consonanza'' ) は現代音楽のフェスティバル。 ==略歴== 1959年にローマで初めて開催された。イタリア前衛の生みの親といわれるフランコ・エヴァンジェリスティを創設者として、一連のマリオ・ベルトンチーニを含むローマ楽派の拠点として現在も存続する老舗の音楽祭である。 この音楽祭で大きく取り上げられたのは、ジョン・ケージを含む一連の実験音楽であり、1960年代を過ごしたイタリアの作曲家にケージ他の偶然性の音楽の影響が見られるのはこの音楽祭が大きく関与している。ヨーロッパとアメリカだけではなく、江崎健次郎のような日本の作曲家も積極的に紹介され、今は亡きドメニコ・グァッチェロ、フェルナンド・メンケリーニもこのフェスティバルで作品を披露した。総じて、エレクトロニクスを使用する音楽を全面的に開放し、伝統的な音楽の形態を最も拒絶するイタリアの音楽祭でもあった。 その伝統的な形態の忌避は音楽の形式にも及び、最も即興音楽が開放された音楽祭としても著名であり、LPリリースをしてまで即興の伝道を行ったが、2013年現在はそれほどではない。ただし、演奏家の自発性が最大限に応用された音楽を聴くことが出来る路線は放棄していない。これは、参加したフレデリック・ジェフスキーのような名演奏家の影響が大きい。 エヴァンジェリスティが急逝してしまったことと、前衛の停滞がダブルパンチで効いてしまい、果ては現代音楽の存続に疑問の声も大きくなったことから、この音楽祭の存続も危ぶまれた。また恒常的な財政難から、海外の作曲家に目を向けて受容する、といった立場からイタリア国内の現代音楽の紹介へかなり舵を曲げた印象がある。それでも、国際コンクールの創設などでバランスをとっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヌオヴァ・コンソナンツァ音楽祭」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|