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ヌカキビ ''Panicum bisulcatum'' Thunb. は、イネ科の雑草の一つ。湿ったところに好んで生え、細かな小穂を大きく広がった花序にまばらに付ける。 == 特徴 == 柔らかな一年草で全草にわたってほぼ無毛〔以下、主として長田(1993),p.550〕。茎は基部で横に這い、節ごとに根を下ろし、よく枝を出す。葉は扁平で線形、長さ5-30cm、幅5-12mm。基部の葉鞘は葉身より短く、縁に短い毛が並ぶ。葉舌は高さ0.5mmと低く、縁には鋸歯がある。 花期は7-10月頃、花序は立ち上がった茎の先端から、ほぼ真上に向かって出る円錐花序。花序の側枝は長くて、主軸に対して直角かそれ以上に大きな角度に出るので、全体の形は長さと幅が同じくらいに広がり、それぞれ15-30cmほどになる。また先端の枝は細く、多くの小穂をつけて垂れる。 小穂は短い柄があって、暗緑色からしばしば一部が黒紫色になる。卵状長楕円形で、長さ1.8-2mm〔初島(1975),p.684〕。第一包穎は先が尖った三角形で小穂の長さの1/2 - 1/3程度で、その基部は小穂を抱く。第二包穎は小穂と同長で5脈を持ち、質は薄い。第一小花は護穎のみを残して退化、その護穎は大きさ、形とも第二包穎とほぼ同じである。第二小花の護穎は革質で薄く、脈ははっきりしないその縁はほぼ同質の内穎を抱え、果実が熟すと暗褐色になる。この第二小花は基部に関節があり、果実が熟すと護穎と内穎に包まれた状態で落下する。この部分の長さは1.5-1.8mm。 和名は糠黍の意味で、花序が散開して細かいことからとのこと〔牧野(1961),p.742〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヌカキビ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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