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ヌマエビ南部群 : ミニ英和和英辞書
ヌマエビ南部群[ぐん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [みなみ]
  1. (n,vs) South 2. proceeding south 
南部 : [なんぶ]
 【名詞】 1. southern part 

ヌマエビ南部群 ( リダイレクト:ヌマエビ ) : ウィキペディア日本語版
ヌマエビ[ぐん]

ヌマエビ(沼蝦、学名 ' )は、十脚目ヌマエビ科に分類されるエビの一種。西日本南西諸島の河川に生息する淡水生のエビである。日本では同属種ヌカエビ ''P. improvisa'' との間で分類の混乱があったが、本種は「ヌマエビ小卵型」「ヌマエビ南部群」「ヌマエビB型」等と呼ばれていたものに該当する〔内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』1948年初版・1999年重版 北隆館 ISBN 4832600427〕〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 I』ISBN 4586300620 1982年 保育社〕〔林健一『日本産エビ類の分類と生態』 II. コエビ下目(1) ISBN 9784915342509 2007年 生物研究社〕。
)は、十脚目ヌマエビ科に分類されるエビの一種。西日本南西諸島の河川に生息する淡水生のエビである。日本では同属種ヌカエビ ''P. improvisa'' との間で分類の混乱があったが、本種は「ヌマエビ小卵型」「ヌマエビ南部群」「ヌマエビB型」等と呼ばれていたものに該当する〔内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』1948年初版・1999年重版 北隆館 ISBN 4832600427〕〔三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 I』ISBN 4586300620 1982年 保育社〕〔林健一『日本産エビ類の分類と生態』 II. コエビ下目(1) ISBN 9784915342509 2007年 生物研究社〕。

==特徴==
成体は体長40mmに達し、メスの方がオスより大きい。複眼後方に「眼上棘」(がんじょうきょく)、歩脚の全てに外肢がある。第1・第2胸脚は鋏脚で、鋏の先は剛毛に覆われる。額角には上縁に16-31個(通常19-22)、下縁に1-5個(通常2-3)の鋸歯状の棘がある。このうち上縁の1-4棘は複眼より後ろの頭胸甲上にある〔〔〔池田実『日本産ヌマエビの地理的分布と種内分化に関する遺伝学的研究』 1994年 東北大学機関リポジトリ〕。体色はメスでは透明な褐色で、背中の中央に黄褐色の縦線があり、これが腹節後縁で横に枝分かれする。体側には黒褐色の斑紋と黄白色の小斑点がある〔。
新潟県千葉県以南の本州四国九州南西諸島に分布する。また朝鮮半島南部の報告も本種と推定されている。なお本州の近畿地方から関東地方にかけては同属種のヌカエビと分布が重複する〔〔〔。
温暖な海域に流入する河川に生息し、上流から河口域まで見られる。大雨等による増水で流されたものは河口干潟でも見つかる〔三浦知之『干潟の生きもの図鑑』2007年 南方新社 ISBN 9784861241390 / 海と生き物 宮崎と南九州の自然 〕。和名に「」とあるが、生息域は河川がメインであり、湖沼での生息は川・海と連続したものに限られる。
産卵期は3-10月(盛期7-8月)で、メスはこの繁殖期のうちに何度か産卵する。卵は長径0.45mm・短径0.25mmの楕円形で、一度の産卵数は1000-5000個に達する。卵から孵化したゾエア幼生はに流されて海で成長し、稚エビに変態して川を遡る。日本産ヌマエビ属3種の中で両側回遊をするのは本種のみである。ヌカエビやオガサワラヌマエビ ''P. boninensis'' は大卵少産・陸封種なので、この点でも区別できる〔。なお南西諸島産のヌマエビは日本本土産より卵径がやや大きく、本土産ヌマエビと本州産ヌカエビの中間ほどになることが報告されている〔。
日本における類似種はヌカエビヒメヌマエビ属 '、カワリヌマエビ属 '等がいる。このうちヒメヌマエビ属とカワリヌマエビ属は眼上棘と外肢が無いので区別できる。ヌカエビは同属種だが、小型であること、額角の鋸歯が少ないこと、複眼より後ろには鋸歯が無いか2個以内であること、淡水域のみで繁殖が可能なこと、本州中部以北の固有種であること、抱卵メスの卵が大きく産卵数も少ないことで区別できる〔〔〔。
カワリヌマエビ属 '等がいる。このうちヒメヌマエビ属とカワリヌマエビ属は眼上棘と外肢が無いので区別できる。ヌカエビは同属種だが、小型であること、額角の鋸歯が少ないこと、複眼より後ろには鋸歯が無いか2個以内であること、淡水域のみで繁殖が可能なこと、本州中部以北の固有種であること、抱卵メスの卵が大きく産卵数も少ないことで区別できる〔〔〔。
等がいる。このうちヒメヌマエビ属とカワリヌマエビ属は眼上棘と外肢が無いので区別できる。ヌカエビは同属種だが、小型であること、額角の鋸歯が少ないこと、複眼より後ろには鋸歯が無いか2個以内であること、淡水域のみで繁殖が可能なこと、本州中部以北の固有種であること、抱卵メスの卵が大きく産卵数も少ないことで区別できる〔〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヌマエビ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Paratya 」があります。




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