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ヌリトラノオ ''Asplenium normale'' D. Don は、チャセンシダ科のシダ植物。細長い単羽状複葉の葉をつけ、葉先からよく芽を出す。 == 特徴 == 常緑性の小型の草本〔以下、記載は主として岩槻編(1992),p.150〕。根茎は短くて直立か斜めに立ち、鱗片が着く。鱗片は紙質、披針形で先端へ向けて細くなり、尾状に終わる。長さは4mm、幅0.7mmで黒褐色からほぼ黒まで。 葉柄は長さ10cmほどだが15cmに達する例もある。暗紫褐色からほとんど黒までで強いつやがあり、表面には溝と2稜がはっきりしている。葉身は単羽状複葉で、全形は披針形から線状披針形で、基部の方がわずかに狭く、中央より下よりの位置で最大幅、先端に向かって次第に狭くなる。先端は鋭く細く尖るが、軸先端で芽を生じた場合、そこで切れた形で止まる。長さは10-40cm、幅は4.5cm程まで。主軸は翼を持たず、上面に溝があって暗紫褐色。羽片は40対ほどになり、主軸に対して直角に近い角度で出て、柄はなく三角状長楕円形で先端は丸く、長さは2cm、幅は0.6cm程度。縁は浅く切れ込みが入り、基部は切り落とした形で、基部側は狭いくさび形、先端側は突き出して耳状になっている。葉脈は単独か二叉分枝し、先端は葉の縁には届かない。胞子嚢群は長さ1-4mm。 File:Asplenium normale nuritoranoo02.jpg|葉の先端から出た芽 File:Asplenium normale nuritoranoo03.jpg|葉裏・胞子嚢群のようす 和名は塗虎の尾で、葉の形をトラノオシダになぞらえ、漆を塗ったような光沢のある葉柄を持つことから〔牧野(1961),p.45〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヌリトラノオ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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