翻訳と辞書
Words near each other
・ ヌーク
・ ヌーク (曖昧さ回避)
・ ヌーク・スタジアム
・ ヌーク空港
・ ヌーコア
・ ヌーサ
・ ヌーサ国立公園
・ ヌーサ市
・ ヌーシャテル
・ ヌーシャテル・ザマックス
ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道HG2形蒸気機関車
・ ヌーシャテル城
・ ヌーシャテル州
・ ヌーシャテル湖
・ ヌージス
・ ヌージャデル・ガー
・ ヌース
・ ヌーチャヌルス
・ ヌーディスト
・ ヌーディストビーチ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道HG2形蒸気機関車 : ミニ英和和英辞書
ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道HG2形蒸気機関車[ぬーしゃてる ぶーどりー こるたいよちいきてつどう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地域 : [ちいき]
 【名詞】 1. area 2. region 
: [いき]
 【名詞】 1. region 2. limits 3. stage 4. level
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
蒸気 : [じょうき]
 【名詞】 1. steam 2. vapour 3. vapor 
蒸気機関 : [じょうききかん]
 (n) steam engine
蒸気機関車 : [じょうききかんしゃ]
 (n) steam locomotive
: [げ, き]
  1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of
: [き, はた]
 (n) loom
機関 : [きかん]
 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ 
機関車 : [きかんしゃ]
 【名詞】 1. locomotive 2. engine 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道HG2形蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版
ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道HG2形蒸気機関車[ぬーしゃてる ぶーどりー こるたいよちいきてつどう]

ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道HG2形蒸気機関車(ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨちいきてつどうHG2がたじょうききかんしゃ)は、スイス北西部ヌーシャテルのヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道(Chemin de fer régional Neuchâtel–Cortaillod–Boudry (NCB))のHG2形として製造され、同鉄道およびその後身であるヌーシャテル軌道(Compagnie des Tramways de Neuchâtel (TN))で使用されたラック式蒸気機関車である。なお、HG2形という形式名はHG2 1号機、HG2 2号機、HG2 4号機を便宜的に総称した形式名である。
== 概要 ==
現在ではヌーシャテル地域交通〔Transports Régionaux Neuchâtelois(TRN)〕が運営する、通称リットラル・ヌーシャテル公共交通〔Transports publics du Littoral Neuchâtelois(TN)〕の5系統は、1892年にヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道〔Chemin de fer régional Neuchâtel–Cortaillod–Boudry (NCB)〕により1000mm軌間、非電化の路面軌道として開業した路線である。この路線は、9月16日にエヴォル - ブードリーまでが開業し、その後同年12月24日にジュラ-シンプロン鉄道〔Jura-Simplon-Bahn(JS)、1903年にスイス国鉄となる〕のヌーシャテル駅 - エヴォル間が開業した11.07kmの路面軌道であるが、このうち586mの区間は最急勾配86パーミルのリッゲンバッハ式ラック式鉄道区間として建設されていた。
このヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道では、開業にあたって使用する機材としてラック式/粘着式兼用の蒸気機関車と粘着式の蒸気機関車とを並行して導入することして、1892年にドイツのクラウス〔Locomotivfabriken Krauß & Comp, München〕製のラック式/粘着式兼用のHG2 1および2号機と粘着式のG2 3号機が導入されている。その後1895年にラック式/粘着式兼用のHG2 4号機が製造メーカーを同じくドイツのアーノルト・ユンク〔Arnold Jung Lokomotivfabrik Arnold Jung Lokomotivfabrik, Kirchen〕に変更して増備され、1898年には粘着式のG2 5号機がこちらは同じくクラウス製でG2 3号機を若干拡大した準同型機として増備されている。なお、スイスでは後の時代には機関車の製造はスイス国内のSLM〔Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfabrik, Winterthur〕にほぼ一本化されているが、1900年前後のこの当時はまだSLM製の機体とドイツなどの他国製の蒸気機関車が並行して導入されており、ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道においても小型機を得意とするクラウスおよびアーノルト・ユンクが製造した機体が導入されたものである。また、当時は急勾配の路面軌道において、このヌーシャテルやイタリアナポリで蒸気機関車牽引の路面軌道が敷設されたほか、電車による運行でもいくつかの事例がみられたが、その後敷設された路線ではラック式とはせずに粘着式のままでも相応の勾配に対応できる実績が積まれており、スイス国内でも約90-110パーミル、スイス国外ではオーストリアリンツペストリンクベルク鉄道〔Pöstlingbergbahn〕では116パーミル、ポルトガルリスボンの路面電車〔Carros eléctricos de Lisboa〕が135パーミルを運行するに至っている。
ラック式鉄道で使用される蒸気機関車は、粘着式とラック式双方のピストンや弁装置などの駆動装置を別個に装備する機体と、粘着動輪径とラックレール用ピニオンの有効径を同一としたり、径が異なる場合でも歯車装置を併用をして動輪とピニオンの周速を同一とする設計として、これらを同一の駆動装置で駆動する機体とがあるが、本形式は構造が単純で、当時標準的であった後者の設計となっており、加えて路面機関車として箱型車体を持ち、巻込み防止のため走行装置をカバーで覆ったデザインとしていたこともあり、外観上からはラック式であることがほとんどわからない形態となっていた。なお、本形式の方式は、動輪のタイヤの摩耗度合により、動輪とピニオン間に周速の差が発生して駆動装置やタイヤ面に負荷が発生することとなり、また、動輪とピニオンの径や双方の牽引力の分担割合を設計上で自由に設定できないが、本形式のような小型機ではこれらの事項はさ程大きな問題にはならず、1890年代以降、中・大型のラック式蒸気機関車では粘着式駆動装置とラック式駆動装置を別個に装備する機体がほとんどとなっていたが、小型機に関しては引続き本形式と同様の方式の機体も使用され続けていた。
本形式のそれぞれの機番と製造所、製番、製造年、機体名は下記の通りである。
*1 - クラウス - 2618 - 1892年 - NEUCHÂTEL
*2 - クラウス - 2619 - 1892年 - CORTAILLOD
*4 - アーノルト・ユンク - 201 - 1895年 - COLOMBIER

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヌーシャテル・ブードリー・コルタイヨ地域鉄道HG2形蒸気機関車」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.