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ネイピア・ライオン : ミニ英和和英辞書
ネイピア・ライオン[らいおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ライオン : [らいおん]
 【名詞】 1. lion 2. (n) lion

ネイピア・ライオン ( リダイレクト:ネイピア ライオン ) : ウィキペディア日本語版
ネイピア ライオン[らいおん]

ライオン()はイギリスネイピア1917年から開発し1930年代まで使われた、航空レシプロエンジンである。
形状は、直列4気筒を3列の扇形に配置したW型で、12気筒である。2本のオーバーヘッドカムシャフトによる1シリンダあたり4弁形式、アルミニウム合金から加工された一体型シリンダーヘッドなどの進んだ技術を採用していた。
1917年に開発され、試作されたプロトタイプはデ・ハビランドDH 9に搭載されたが、冷却やシリンダーヘッドの加工精度の問題があった。分割型のシリンダに戻され、その年の中頃から生産が始められた。初期のライオンIは25,000 ccの排気量で450 hpを発生した。これはアメリカのリバティ L-12エンジンの400 hpをしのぎ、当時最強のエンジンであった。
ネイピアは商業的に成功し、エンジン専門メーカーとなった。ライオンは160種類におよぶ航空機に採用された。
レース用にチューンされたエンジンは1,300 hpに達し、速度記録用、長距離飛行用の機体に採用された。シュナイダー・トロフィー・レースでの1922年と1927年の優勝機のエンジンになったが、その後はロールス・ロイスのレース用エンジンにとってかわられた。
1930年代になって、より大馬力が要求されるようになると、ライオンはブリストル ハーキュリーズロールス・ロイス マーリンに比べると、排気量が少なく、旧式化も否めなかった。ネイピアは16気筒で400 hpのレイピア、24気筒で1,000 hp弱のダガーを開発したが、他社に比べて非力であったため、スリーブバルブ方式を採用したセイバーを開発することになる。
== スペック ==

* レイアウト: 12気筒 W型 水冷 ピストンエンジン
* ボア、ストローク: 5.5 in、5 1/8 in
* 総排気量: 1,462 in3 (25,000 cc)
* 圧縮比: 不明
* 出力: 500 hp / 2,050 rpm
* 重量: 858 lbs (290 kg)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ネイピア ライオン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Napier Lion 」があります。




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