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ネイボブ ( リダイレクト:ネイボブ (護衛空母) ) : ウィキペディア日本語版
ネイボブ (護衛空母)

エジスト (USS Edisto, AVG/ACV/CVE-41) は、アメリカ海軍護衛空母ボーグ級航空母艦の1隻。
==艦歴==
艦は海事委任契約の下ワシントン州タコマシアトル・タコマ造船所で1942年10月20日に起工する。1943年3月9日に進水し、1943年9月7日に竣工し、レンドリース法に基づきイギリス海軍に移管されてネイボブ (HMS Nabob, D77) と命名された。
イギリス海軍の人員不足のため乗員の大半はカナダ海軍から充当された〔''Allied Escort Carriers of World War Two in Action'', p.137〕。だが、食料の質がカナダ海軍より劣っていたことがカナダ人にとって不満となり、給料の差がイギリス人にとって不満となった〔。そして任務放棄する者まで現れたため、イギリスに向かう前に問題点の改善がなされた〔''Allied Escort Carriers of World War Two in Action'', p.138〕。
1944年1月25日、ジョージア海峡アヴェンジャーを着艦させていた際に海図の誤りが原因で座礁〔。離礁後サンフランシスコを経由しパナマ運河を通ってニューヨークに向かい、1944年3月19日に到着した〔''Royal Navy Escort Carriers'',p.84〕。ニューヨークからはUT10船団とともにイギリスへと向かった〔。
1944年8月、空母インディファティガブル、護衛空母トランペッターなどとともにノルウェー沿岸への機雷敷設作戦(オフスプリング作戦)に参加〔。ネイボブなどから発進したアヴェンジャーが47個の機雷を敷設した〔。
続いてネイボブはノルウェーにいたドイツ戦艦ティルピッツに対する攻撃作戦(グッドウッド作戦)に参加した。この作戦ではネイボブ搭載機はティルピッツのそばに機雷を敷設する予定であった〔''Allied Escort Carriers of World War Two in Action'', p.140〕。8月22日にネイボブ搭載機はトランペッター搭載機とともに発進し機雷敷設に向かった。だが、目標地点の低空に雲が広がっていたことから作戦は中止され、帰還した航空機を収容後護衛の艦艇に対する給油の準備をしていたときドイツ潜水艦U-354の攻撃を受け魚雷1本がネイボブの右舷に命中〔''Allied Escort Carriers of World War Two in Action'', p.142〕。浸水により吃水が増加し、また電力が失われ換気がとまったことで機関室では温度が増加し乗員が脱出した〔。同日中に電力は復旧して浸水もコントロール化におかれ、ネイボブは自力でスカパ・フローに向かい〔''Allied Escort Carriers of World War Two in Action'', p.143〕、8月27日に到着した〔''Royal Navy Escort Carriers'',p.85〕。
損傷は大きかったためネイボブは1944年9月30日に退役し、部品取り用にされた〔''Allied Escort Carriers of World War Two in Action'', p.144〕。ネイボブは1945年3月16日にアメリカ海軍に返還され、1947年3月にオランダの造船会社に売却された〔。その後ネイボブは商船に改装され、船名は最初はネイボブのままであった後にグローリー (Glory) と改名された〔。1977年に台湾で解体された〔。。
ネイボブは第二次世界大戦中に戦闘で失われた、アメリカ製のイギリス海軍護衛空母3隻の内の1隻である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 HMS Nabob (D77) 」があります。




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