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ネオペンタン neopentane =========================== ネオペンタン
ネオペンタン (Neopentane) は、分子式 C5H12、示性式 C(CH3)4 で表せる、2本の側鎖を持つ炭素数5の分岐鎖アルカンである。これはIUPAC許容慣用名であり、IUPAC系統名は 2,2-ジメチルプロパン (2,2-dimethylpropane)である。常温常圧では引火性の高い気体であるが、寒い日や高圧下では揮発性の液体となる。 第四級炭素をもつ化合物では最も単純なものであり、''n''-ペンタン、イソペンタンの構造異性体である。 == 物理的性質 == 一般に炭素数が同じアルカンでは分岐が多いほど沸点が低くなる。これは分岐が多いほど表面積が小さくなり、分子間にはたらくファンデルワールス力が弱く気化しやすい、と説明される。実際にネオペンタンの沸点は9.5で、イソペンタン(27.7)やn-ペンタン(36.0)と比べて低い。 融点についても同様の傾向があるが、ネオペンタンの融点は-16.6で、イソペンタン(-159.9)やn-ペンタン(-129.8)と比べて著しく高い。これはネオペンタンの分子が正四面体であり、対称性が高いために結晶が安定で液化しにくいと説明される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネオペンタン」の詳細全文を読む
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