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次の内閣(つぎのないかく)は、民主党および民進党が1999年10月から2009年9月、および2012年12月より設置している政策決定機関である。英文名は"Next Cabinet"(NC)。2009年9月に、民主党は社会民主党・国民新党と共に政権与党となったため廃止されたが、2012年12月の政権からの下野に伴い、再び設置された。民進党への党名変更後も引き続き設置される。 == 概説 == 民主党の“次の内閣”は自民党総務会と同じく、党大会・両院議員総会に次ぐ政策議決機関である。民主党が政権与党でない場合にのみ設置される。この場合、役員会および常任幹事会より、党の政策に関しての審議および決定が "次の内閣" へ委譲される。 毎週水曜日の午後国会の民主党控室(衆議院第16控室)にて“次の内閣”閣議が開かれる。 自民党総務会は党運営に関する件も対象にしているのに対し、民主党は総務会を次の内閣設置と同時に廃止したため、党運営は常任幹事会が担当する。党運営と政策決定の組織を分離させ、党内事情による政策の歪曲を防ぎ政策立案の透明化する狙いがある。 1999年10月、菅直人前代表の提言により鳩山由紀夫代表(当時)が、イギリスの影の内閣、日本社会党の社会党シャドーキャビネット、新進党・自由党の明日の内閣を参考に設置した。発足時は「ネクストキャビネット」という名称であったが、2003年に「次の内閣」と名称を変更している。 民主党内での政策決定プロセスは、政策調査会・部門会議・調査会では政策の基本方針や政府・他党議員提出の法案への対応、さらに民主党議員の議員立法の検討が行われるが、それらがとりまとめた案件が“次の内閣”の閣議に提出され審議される。次の内閣で承認されたものが党の方針となる。 “次の内閣”の閣僚は、党代表をネクスト内閣総理大臣、党所属国会議員をネクスト国務大臣として組織する。原則として実在する閣僚の役職の頭に「ネクスト」を付けた名称となる。代表が“次の内閣”閣僚を選任し、両院議員総会にて承認を得る。ネクスト大臣の下には、ネクスト統括副大臣と各分野のネクスト副大臣が補佐として任命される。ネクスト大臣は、党の部門会議・調査会の会長を兼ね、また国会でも該当する委員会に所属する(前原誠司“次の内閣”以後は各委員会の筆頭理事)。 慣例として、幹事長はネクスト無任所大臣、政策調査会長はネクスト官房長官に選任される。また、代表代行が置かれている場合は、ネクスト副総理に選任される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「次の内閣」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Next Cabinet 」があります。 スポンサード リンク
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