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ネピアの骨 ( リダイレクト:ネイピアの骨 ) : ウィキペディア日本語版 | ネイピアの骨[ねいぴあのほね] ネイピアの骨 (ネイピアのほね、Napier's bones) は、ジョン・ネイピアが発明したかけ算や割り算などを簡単に行うための道具である。 == 概要 ==
ネイピアの骨は、ギリシャ語で「棒」を意味する (rabdos) と、「言葉」を意味する (logos) の合成語である ラブドロジー (Rabdology) とも呼ばれる。ネイピアは、1617年の末にエディンバラで ''Rabdologiæ'' という名前で発表した。ネイピアの骨には九九の表が組み込まれており、複数の桁からなる正の整数と、1桁の正の整数の掛け算の計算を足し算だけで済ますことができる。 その応用として、複数桁同士の掛け算や割り算、平方根を求める計算ができる。 ネイピアの骨は、枠を持つ基盤(図中では「BOARD」)と、乗算や除算を行うために基板上に配置されるネイピアの棒(図中では「SET OF RODS」)によって構成される。基盤の左側には、1から9までの番号が順番に書かれた9個の正方形が並べられている。ネイピアの棒は、木や金属、もしくは厚紙でできた細長い板である。ネイピアの棒は9個の正方形に区切られており、一番上を除く全ての正方形が斜線によって左上と右下に分けられている。一番上の正方形には1桁の数字が書かれており、それ以外の正方形には、一番上の正方形に書かれた数を2倍した数から9倍した数までが順番に書かれている。ここで、正方形の左上の部分には10の位の数字が、右下の部分には1の位の数字が書かれている。10未満の数の場合、左上の部分の数字は0である。一番上の正方形に書かれている数字は、0から9まであるが、0の棒は全ての数字が 0 であり無くても問題ない。平方根の計算を行う場合は、これ以外に平方数を並べた棒が必要になる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネイピアの骨」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Napier's bones 」があります。
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