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ネーレーイス(, Nērēïs)は、ギリシア神話に登場する海に棲む女神たち、あるいはニュムペーたちの総称である。ネーレーイスは単数形で、複数形ではネーレーイデス(, NērēÏdes)。長母音を省略してネレイス、ネレイデスと呼ばれる。英語ではネレイド。 彼女たちは「海の老人」ネーレウスとオーケアノスの娘ドーリスの娘たちで〔ヘーシオドス、240〜264。〕〔アポロドーロス、1巻2・7。〕、姉妹の数は50人とも〔ヘーシオドス、264。〕〔ヒュギーヌス、序文。〕、100人ともいわれ、エーゲ海の海底にある銀の洞窟で父ネーレウスとともに暮らし、イルカやヒッポカンポスなどの海獣の背に乗って海を移動するとされた。 == 神話 == 大半のネーレーイスは独立の神話を持たず、これらの叙事詩では名前を数え上げるために海にちなんだ名や水と関連する名をつけたとも推測されている。 主なネーレーイスには、ポセイドーンの妻であるアムピトリーテー、トロイア戦争の英雄アキレウスの母テティス、アイアコスの妻プサマテーなどがいる。また、ネーレーイスは美しいことで知られ、ガラテイアはキュクロープスのポリュペーモスに恋慕された。ペルセウスの伝説では、カッシオペイアが自分の娘であるアンドロメダーのほうがネーレーイスよりも美しいと言ったことがポセイドーンを怒らせている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ネーレーイス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nereid 」があります。 スポンサード リンク
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