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ネンジュモ : ウィキペディア日本語版
ネンジュモ

ネンジュモ属(念珠藻属)''Nostoc'' は藍藻の一つ。一列の細胞からなる分岐しない糸状体が共通の寒天基質内で多数絡み合って藻塊(コロニー)を形成する。
細胞の形は球形~樽形、ほぼ同じ形をしているが糸状体の所々に異質細胞アキネートを有することがある。一つ一つの細胞は直径10μm程だが球状または不定形の藻塊は肉眼で確認できるほど大きくなるものもある。道路脇や植木鉢の底などの湿った場所で雨上がりに大発生することもある。藍藻には珍しく通常の淡水域にはあまり見られず、陸上や温泉に多く、海水域では稀である。
よく同科のアナベナ ''Anabaena''(寒天質基質を作らない)や、緑色植物門ジュズモ ''Chaetomorpha''(殆どが海水産)と混同される。
タンパク質ビタミンCを含み、''N. flagelliforme''(髪菜)や''N. commune''(イシクラゲ)が中国日本ジャワ島で、''N. ellipsosporum''が中央アジア食用とされる。
== 下位分類 ==
以下のが含まれる:
*''N. azollae''
*''N. caeruleum''
*''N. carneum''
*''N. comminutum''
*''N. commune''(イシクラゲ
*''N. ellipsosporum''
*''N. flagelliforme''(髪菜
*''N. linckia''
*''N. longstaffi''
*''N. microscopicum''
*''N. muscorum''
*''N. paludosum''
*''N. pruniforme''
*''N. punctiforme''
*''N. sphaericum''
*''N. spongiaeforme''
*''N. verrucosum''(アシツキ


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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