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ノイジードル湖 : ミニ英和和英辞書
ノイジードル湖[のいじーどるこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [みずうみ]
 【名詞】 1. lake 

ノイジードル湖 : ウィキペディア日本語版
ノイジードル湖[のいじーどるこ]

ノイジードル湖(ノイジードルこ、ノイジードラー湖、)は、中央ヨーロッパで二番目に大きいステップ湖である。オーストリアハンガリーにまたがり、ドイツ語ではノイジードル湖、ハンガリー語ではフェルテー湖フェルテー・トー( )ないし単にフェルテー( )と呼ばれる。湖の表面積は315 km² で、うち240 km²がオーストリア領に、残る75 km²がハンガリー領に、それぞれ属している。1920年のトリアノン条約までは全域がハンガリー領に属していた。「フェルテー」という呼称は、古いハンガリー語の「フェルテー」( )で「沼地」とか「湿地帯」という意味の一般名詞から来ており、 はハンガリー語の「這いずり回る」といった意味の「フェトレング」 という自動詞が語源である。
集水域は約1,120 km²である。南北に約36 km伸びており、東西の幅はおよそ6kmから12kmの間である。アドリア海からの平均の海抜は115.45mで、水深は深いところでも1.8mしかない。
== 水位の変動 ==
過去において、降雨や乾燥が湖の氾濫(1768年には最大の表面積515km²を記録している)や水位の減退を惹き起こしてきた。
湖の層位は、この湖が出来た紀元前18000年から14000年頃から、少なくとも100回は完全に干上がったことを示している。近現代の歴史上でも、湖の完全な消失は何度も詳細に記録されている。例えば、1740年から1742年、1811年から1813年、さらに最近の完全消失である1866年などである。1866年の消失の際には、地元の住民ゴットリーブ・ヴェンツェル(Gottlieb Wenzel)は、個人的な日記で、湖底を歩いたときに、乾いていて土が靴に付かなかったと記している。湖底の一部は農業にも使われており、小麦が植えられていた。しかし、1871年に湖は復活し、1876年春までに通常の大きさに戻っていた。
現在から見て最後の消失は、部分的かつ短期的なものではあったが、1949年夏に起こった。そのときには、ポーダースドルフPodersdorf)と緯度的には近い北部の湖底が、数週間露わになった。
湖が消失するたびに、周辺の環境破壊が惹き起こされた。これは、湖のような大きな水塊が存在することによる湿度や温度の緩衝効果が喪失してしまったためと、乾いた塩分を含んだ風が周辺村落に吹き付けたためである。
かつては湖が「湿地」と呼ばれていたこともあった。これは水位が非常に低く、湖底面にヨシが生い茂っていたことを示唆している。1318年と1324年の記録では、どちらも「川」と記録されている。この時には、南北の中心線を残すにとどまっていたことが伺える。
今日、水位はハンガリー領内の近くにある人工水路で調整されており、二国間の問題は、1956年に設立されたオーストリア・ハンガリー水位委員会によって、話し合われている。しかし、小規模な水位変動は、今でも起こり続けている。1965年には、1か月の間に100m³ の水が増え、水位は35cm上昇した。逆に2003年の旱魃の際には、ほぼ同程度に当たる30cmの水位低下が起こっている。しかし、どちらも平常の変動の範囲内である。局所的な水位を一時的に75cm程度上下させうる強い風によって、湖は浅くなりもするし、元に戻りもするからである。
19世紀に規制が行われる以前は、湖は南東部ではへと延びていたが、そこでは湖は段々と干上がり、その土地が16世紀以降農業地とされていた。本来の湖はドナウ川水系やラーバ川水系に近かった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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