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ノクトン ノクトン(''Nokton'' )とは、フォクトレンダーの写真レンズの名称。Nokt-が「夜」を意味するとおり、開放F値がF1.5以上に明るいダブルガウス型大口径レンズに用いられる。 == オリジナル・ノクトン == 最初に名称として用いられたのは1951年〔『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.9。〕で、ドイツの旧フォクトレンダーからレンジファインダー機「プロミネント」用に発売されたノクトン50mmF1.5〔『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.21。mm表記。〕である。このレンズはアルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエの設計による〔『ツァイス・イコン物語』p.47。〕もので、大口径であることに加え、繊細で柔らかく生命感があり暖かい非常に優れた描写をするレンズとして人気を博した〔『プロ並みに撮る写真術II』p.320。〕。 いくつか特許が存在する。例えばU.S.P.2646721は硝材5種を使った5群7枚構成で、画角直径45度に渡り非点収差、像面湾曲、歪曲収差とも良好に補正されていた。U.S.P.2662447は硝材8種を使って一眼レフカメラのミラー動作スペースを取るためにバックフォーカスを長く取った6群8枚構成で、レクタフレックスにレクタフレックス・ノクトン(''Rectaflex-Nokton'' )50mmF1.5として供給された〔『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.50。〕。 後にコシナから発売されたライカマウントレンズと区別するために、しばしばプロミネント・ノクトン、オリジナル・ノクトンあるいはノクトン・オリジナルと呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノクトン」の詳細全文を読む
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