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ノコギリクワガタ : ウィキペディア日本語版
ノコギリクワガタ

ノコギリクワガタ(鋸鍬形 ''Prosopocoilus inclinatus'')は、コウチュウ目クワガタムシ科ノコギリクワガタ属の1で、5亜種に分類されている。日本国内に広く生息している代表的なクワガタムシである。オスの大顎の内側にのように歯が数多く並んでいることから名付けられた。また、種小名の''inclinatus''は「傾斜の」という意味であり、大顎の形に由来している。個体数も比較的多く、人々によく親しまれている種である。
==形態==
体長はオスが24.2mm-77.0mm、飼育下では73.7mm(2004)メスが19.5-41mm。
オスは体格による個体変異が顕著で、体長が約55mm以上の大型個体では大きく屈曲した長い大顎を持つが(先歯型)、中型個体では大顎がゆるやかな湾曲となり(両歯型)、小型個体では大顎が直線的になり(原歯型)、内歯は均一なノコギリ状となる。体色は赤褐色から黒褐色である。しばしば「水牛」に例えられるオスの大顎は、メスをめぐる同種のオス同士の闘いに勝つために進化したのではないかと考えられている。メスは体色は赤褐色(まれに黒色)で、脚も全体的に赤い。大顎はミヤマクワガタのメスのものに比べて細く鋭い。

File:Kuwagata jp.jpg|中型のオス
ファイル:Noko_male(mini).jpg|小型のオス(右上)とメス(左下)
ファイル:Noko_female.jpg|メス


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ノコギリクワガタ」の詳細全文を読む




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