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ノチェロ ノチェロ(Nocello)とは、イタリア北部にあるトスキ社(Distillerie Toschi)が製造する、クルミのリキュールの銘柄である。液色は褐色、アルコール度数は24度、エキス分は30%。 まれにトスキ・ノチェロとして紹介されることもあるが〔成美堂出版 編集 『リキュールとカクテルの事典』 p.121 成美堂出版 2001年8月20日発行 ISBN 4-415-00835-6〕、通常ノチェロなので、本稿では以降、ノチェロに統一する。 == 概説 == ノチェロの"ノチェ"(Noce)と言うのは、イタリア語でクルミのことである。その名の通り、ノチェロはクルミのリキュールであり、そのボトルのキャップには本物のクルミがあしらわれている。ノチェロは、中性スピリッツをベースとしたリキュールだ。製造元のトスキ社の創業が1945年であることからも明らかなように、第二次世界大戦後に開発された比較的新しいリキュールでもある。製造法は、まだ殻に緑色が残っている状態のクルミの実を破砕して、これを中性スピリッツに浸漬する。この後、一定の割合を取って蒸留の操作を行い、蒸留に回さなかった分は濾過する。これらに、詳細は公開されていないが、植物性の材料を加える。さらに、シュガーシロップを加え、水で希釈し(加水し)、アルコール度数24度、エキス分30%に調整されたものが製品となる。ノチェロは、そのままストレートで飲用する他にも、カクテルの材料に利用されたり、製菓に利用されたりする。 一例として、エスプレッソやカプチーノにノチェロを加えたり、アイスクリームのトッピングやスポンジケーキの風味付けなどがあげられる。〔http://www.dover.co.jp/discovery/?vol=8 トスキ・ノチェロ/トスキ社(イタリア)〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノチェロ」の詳細全文を読む
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