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ヤエヤマアオキ(八重山青木 学名:''Morinda citrifolia'')は、アカネ科ヤエヤマアオキ属の常緑小高木。学名のMorindaは、ラテン語の「morus」(クワ)と、「indus」(インド)との2語からなるが、果実の形状に由来する。citrifoliaは「citrus」(シトロン)と「folius」(葉)とからなり、柑橘に似た葉を有する意味である。和名に「アオキ」とあるがアオキはミズキ目ミズキ科で遠縁である。ハワイの現地語であるノニ(noni)が、ノニジュース等を販売する業者が「健康食品」と称して宣伝していることもあり、良く知られる名称の1つになっている。 == 概要 == 熱帯植物であり、インドネシアでは通年果実を結実する。インドネシアでは、日除けとして各家庭に1本のノニの木を植えている。日本では沖縄地方に産するが、亜熱帯気候のため果実は小さく通年収穫は出来ない。高さ8 - 10mに達する常緑小高木で、樹冠は小さい円錐状で、全樹無毛である。樹皮は淡灰褐食で平滑。枝条は純方形を呈する。 葉は対生し、葉身は長さ15 - 25cm、幅8 - 10cmの革質で広楕円形、膜質の大きい托葉を有する。花は頭状花序をなし、径1.5 - 2cmの白色、通常5弁だが6弁の花も散見される。 果実は核果の集合果で、インドネシアで大きな果実のMengkudu Besarと呼ばれるものは広い楕円形で10cmを超える。未熟な果実は緑色だが成熟するにして黄色となり、独特の匂い(カプリン酸を主とする中鎖脂肪酸)を発し、完熟すると白色となり落下する。 H.N.Ridleyによるとヤエヤマアオキは、インドネシアのモルッカ諸島(現・マルク諸島)が原産地である〔A Dictionary of the Economic Products of the Malay Peninsula. 1935, 1490~1494. the Crown Agents for the Colonies〕。 インドネシアを中心にインド、太平洋諸島、オーストリア東部、フィリピン、台湾、小笠原諸島、沖縄など広く分布する。実の内部が空洞で海水で浮くため、海流に流され広域まで海流散布した植物と考えられている。 ノニの原産地インドネシアでは、果実はMenkudu、Kangkudu、Pace、Bengkudu、Nony、Tibahなどと地域によって多様な呼称がある。タイではYaw, フィリピンではNonoやBaucudoと呼ばれる。太平洋諸島ではKura(フィジー)、Nono(タヒチ)、Nonu(サモア)、Ladda(グアム)、Noni(ハワイ)など多様である。台湾では檄樹と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヤエヤマアオキ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Morinda citrifolia 」があります。 スポンサード リンク
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