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【名詞】 1. Norman 2. the Normans =========================== ・ ノルマン人 : [のるまんじん] 【名詞】 1. Norman 2. the Normans ・ 人 : [ひと] 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
ノルマン人(Normanean)は、スカンディナヴィアおよびバルト海沿岸に原住した北方系ゲルマン人。初期の時点では、「ヴァイキング」という概念とほぼ同じ(同項目を参照)。 == 略史 == 8世紀後半から活発化。9世紀にはヨーロッパ各地を侵略し、次のような国々を建国した。 *ヴァイキングが住み着いたフランス北西部のノルマンディー(コタンタン半島辺り)のフランス人もノルマン人と言う。「ノルマンディー公国」を建国し、11世紀にイングランドに征服王朝「ノルマン朝」を建国した(ノルマン・コンクエスト)。その一部は、イタリアへ侵攻し、南イタリアにシチリア王国(オートヴィル朝)を建国した(ノルマン人による南イタリア征服)。 *グレートブリテン島、アイルランド島をたびたび侵略した一派は、デーン人、ノース人と呼ばれる。ノース人は北方ドイツやフィンランドをはじめ、西はカナダ、東はウクライナにまで進出した。彼らの一部は地中海へ進出し、ノルマンディーから来たノルマン人と合流している。 *ロシア平原(ガルダリケ)に侵入した一派はヴァリャーグと呼ばれる。ヴァランジャンとも言う。彼らはこの地で「ルーシ・カガン国」、「ノヴゴロド公国」、「キエフ大公国」を建国した。さらに黒海に進出し、東ローマ帝国のコンスタンティノポリス侵攻も行った。ただし彼らは、商業目的も兼ねていた。また、北欧から東ローマへ赴いて傭兵となり、皇帝の親衛隊として活動したノルマン人も多い。 *8世紀から9世紀にかけ、ヴァイキングの故地スカンディナヴィア半島を中心にデンマーク、スウェーデン、ノルウェーと言った王国が建国され、10世紀には、アイスランドが成立した。北欧諸国家を建国したノルマン人たちは、北欧神話、ルーン文字を捨て、キリスト教(西方教会)に改宗した。 *アイスランドに進出したノルマン人の中には、大西洋を越え、グリーンランド、アメリカ大陸(アメリカ大陸の発見)へ達する者もいた。 *地中海に進出したノルマン人たちは、ローマ教皇の唱えた十字軍にも参加した。その中には、1099年にアンティオキア公国を建国した者もいた。 ヴァイキングが終了した後、彼らは、北欧において独自の国家を建設し、中世以降、デーン人、スヴェーア人、ノース人、アイスランド人へと分離し、ノルマン人としての概念は薄れていった。しかし彼らの言語である「古ノルド語」は、16世紀頃まで使用されていた。ノルマン人と言う呼称が復活するのは、19世紀である。この時代、つかのまではあったが、彼らのナショナリズムが昂揚し、ノルマン人を冠した「汎スカンディナヴィア主義」が沸き上がった。しかし同じゲルマン人であるドイツ人が掲げた「汎ゲルマン主義」(ドイツ統一)に敗れ、ノルマン人としての一体化、統一は失われたまま現在に至っている。20世紀、第二次世界大戦後、北欧諸国が北欧理事会を設立したが、これは北欧諸国の協調と協力のための国際組織で、ノルマン人の合同と言うわけではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノルマン人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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