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ハアブ(haab〔コウ (2003) 137頁で確認した綴り。〕) は、マヤ文明において、365日を一周期とする暦である。20日が1ヶ月となる18の「月」と、名前を持たず不吉だとされる5日間で構成されている〔ミラー&タウベ (2000), p. 137.〕〔コウ (2003), pp. 77-78.〕。ハアブ暦、おおよその1年とも〔コウ (2003), p. 77.〕。 == 概要 == ハアブ暦は、18の「月」と、0から19まで、または1から20までの数字が順次組み合わさってできる暦になっている〔。便宜的に0とされている文字は「着座の文字」と呼ばれ、その月が支配の座につくことを表す。 マヤでは、時はそれぞれの神に支配されていて、「日」の神、「月」の神、「年」の神がいると考えられていた。その月が支配の座につくということは、その「月」の神が支配の座につくと同義である。20日たったら、次の「月」の神に支配の座を譲るという考えかたが暦に反映されている。 18の「月」は以下のとおりである。 # ポプ〔ポプは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Pop〔コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した綴り。〕) # ウオ〔ウオは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)で確認した名称。ほか、コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称はウォ。〕 (Wo〔) # シプ〔シプは、コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。ほか、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)で確認した名称はシップ。〕 (Sip〔) # ソッツ〔ソッツは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。ほか、ロンゲーナ (2002) 106頁で確認した名称はソツ。〕 (Sotz'〔) # セック〔セックは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)で確認した名称。ほか、コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称はセク、ロンゲーナ (2002) 106頁で確認した名称はツェク。〕 (Sek〔) # シュル〔シュルは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Xul〔) # ヤシュキン〔ヤシュキンは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Yaxk'in〔) # モル〔モルは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Mol〔) # チェン〔チェンは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Ch'en〔) # ヤシュ〔ヤシュは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Yax〔) # サック〔サックは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)で確認した名称。ほか、コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称はサク。〕 (Sak〔) # ケフ〔ケフは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Keh〔) # マック〔マックは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)で確認した名称。ほか、コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称はマク。〕 (Mak〔) # カンキン〔カンキンは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (K'ank'in〔) # ムアン〔ムアンは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)で確認した名称。ほか、コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称はムワン。〕 (Muwan〔) # パシュ〔パシュは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Pax〔) # カヤブ〔カヤブは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (K'ayab〔) # クムク〔クムクは、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)およびコウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称。〕 (Kumk'u〔) 以上の360日間(20日×18ヵ月)に、5日間のウェヤブ〔ウェヤブは出典未確認。ほか、ミラー&タウベ (2000) 136頁(図版上)で確認した名称はウアエブ、コウ (2003) 77頁(図版19)で確認した名称はワイェブ、ロンゲーナ (2002) 114頁で確認した名称はウァイェブ。〕 (Wayeb〔) が加わって365日となる。ただし現代の暦にみられる閏年がなかったため、ハアブは太陽の運行や季節と次第にずれていった。しかしマヤ人たちはその事を理解した上で暦を使用していた〔〔。 この暦(ウェヤブを除く)とツォルキン(暦)が組み合わされて約52年で1周期の暦となる。これをカレンダー・ラウンド〔コウ (2003), p. 78.〕(rueda calendárica)という。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハアブ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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