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ハウンズロー・タウン駅 : ミニ英和和英辞書
ハウンズロー・タウン駅[はうんずろー たうんえき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [えき]
 【名詞】 1. station 

ハウンズロー・タウン駅 : ウィキペディア日本語版
ハウンズロー・タウン駅[はうんずろー たうんえき]

ハウンズロー・タウン駅 (ハウンズロー・タウンえき、) は、かつてロンドン西部ハウンズローにあったロンドン地下鉄鉄道駅である。この駅は、ハウンズロー・ハイ・ストリートの東端、キングスレー・ロードとの交差点に設けられていた。跡地はハウンズロー・バス車庫となった。
== 歴史 ==
ハウンズロー・タウン駅は、1883年5月1日に、当時のメトロポリタン・ディストリクト鉄道(, MDR)(現在のディストリクト線の前身)のアクトン・タウン駅からの新たな延伸線の終点として開業した。この駅は、路線をさらに南方に延伸し、ハウンズロー駅(Hounslow station)付近でロンドン・アンド・サウス・ウェスタン鉄道(London and South Western Railway, L&SWR) に接続させるという意図から設けられていた。このため、駅の南側にあるハウンズロー・ハイ・ストリート(ハウンズローの中心市街地)を高架で越えられるように、駅のプラットホームは道路よりも高い位置に設けられていた。しかし、MDR経由のロンドン中心部へのルートが、自社のウォータールー駅行きの路線と競合することになると判断したL&SWRの反対によって、MDRの接続は、結局実現することはなかった。
1884年、ハウンズロー・タウン駅より少し北の位置から分岐し、ハウンズロー・バラック駅(現在のハウンズロー・ウェスト駅)に至る支線が建設された。この支線は単線で、当初は、ハウンズロー・バラック駅からオスタレー・アンド・スプリング・グローブ駅()(現在のオスタレー駅)まで途中に駅は存在していなかった。
ハウンズロー・タウン駅以南の延伸に失敗したMDRは、新たに建設したバラック支線の方に関心を移し、1886年3月31日に開業から3年も経っていなかったハウンズロー・タウン駅を閉鎖した。翌日4月1日には、代替駅として新たにヘストン・アンド・ハウンズロー駅 (Heston & Hounslow)(現在のハウンズロー・セントラル駅)がバラック支線に開業した。
1903年に、ハウンズロー・タウン駅が再開され、列車はオスタレー駅で分岐して、一部がハウンズロー・セントラルを経由してハウンズロー・ウェストに向かい、他の便はハウンズロー・タウンまでの短距離のシャトルとして運行されるようになった。MDRの路線の電化は1903年から1905年にかけて行なわれ、1905年6月13日には、ハウンズロー支線でも汽車から電車への移行が行なわれた。この電化の際に、オスタレー駅からハウンズロー・セントラル駅へ直接向かう路線は閉鎖され、ハウンズロー・タウン駅からハウンズロー・セントラル駅へ直接向かう新線が設けられた。オスタレー駅からハウンズロー・タウン駅まで来た電車は、ここで進行方向転換(日本語でいう「スイッチバック」)をして、ハウンズロー・セントラル駅やハウンズロー・ウェスト駅へと向かった。
この運行方法はうまく行かず、短期間で打ち切られた。1909年5月2日に、オスタレー駅からハウンズロー・セントラル駅へ直接向かう路線が再開され、ハウンズロー・タウン駅とそこに繋がっていた2本の接続線は廃止された。これに代わって新たなハウンズロー・タウン駅(現在のハウンズロー・イースト駅)が、オスタレー駅とハウンズロー・セントラル駅の間、旧駅から300メートルほど西に設置され、旧駅と、そこに繋がっていた線路は,完全に廃止された。
現在では、旧ハウンズロー・タウン駅の施設は何も残されておらず、跡地はロンドン・ユナイテッド・バスウェイが管理するハウンズロー・バス・ステーションとなっている。わずかにバス・ステーションの前に設置された説明板が、ハウンズロー・タウン駅の簡単な歴史を記しているのみである。2007年には、車庫自体も大幅に改装される予定となっている。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハウンズロー・タウン駅」の詳細全文を読む




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