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『鋼の錬金術師』(はがねのれんきんじゅつし)は、荒川弘による日本の漫画作品。また、それを原作とした派生作品。『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス〔連載開始時はエニックス。2003年4月1日以降からはスクウェア・エニックス。〕)にて、2001年8月号から2010年7月号まで連載された。全108話。同年10月号には番外編が掲載された。略称は、『ハガレン』等。 単行本は全27巻が発売されており、累計発行部数は6,100万部を記録し、スクウェア・エニックス発行のコミックスの最高記録となる。 == 概要 == 錬金術が存在する架空の世界を舞台としたファンタジー漫画(作品の帯などでは「ダーク・ファンタジー」であるとされる)。物語の世界は、19世紀の産業革命期のヨーロッパをモチーフにしている。ダーク・ファンタジーがテーマとなる漫画作品であるにも関わらず、世界観などの雰囲気が暗くなりすぎないイベントシーンなどに評価が高く、月刊漫画としては、コミックスが6000万部以上を売り上げるという圧倒的且つ驚異的な数字を記録するなど、エニックスお家騒動による主要作品を次々と失って低迷をしていた月刊少年ガンガンの売上・発行部数にも貢献した。連載終了後も、月刊少年ガンガンの発行部数が大幅に急落するなど、反響が大きかった作品ともいえる。 また、連載終了時点で『月刊少年ガンガン』の連載中作品の中では最長連載された作品である(後に「ながされて藍蘭島」が更新する)。 最終回が掲載された2010年7月号は、通常の2割増しの発行部数であったにもかかわらず完売(スクウェア・エニックス発表)したため、最終回が同年9月号にも再び掲載されるという異例の事態となった〔なお、最終回は110ページ超えの大作であったため、再掲載の際には定価を保つため紙を薄くする措置を取った。同号は通常の1.5倍を売り上げたが、紙を薄くしたコストにより大幅な赤字になったという。 - 人生が変わる1分間の深イイ話、2010年11月1日放送 。〕。 公式でもよく用いられる略称は「ハガレン」。また、英語版タイトルの「Fullmetal Alchemist」(2009年アニメシリーズの副題にもなっている)の頭文字を取って「FA」、「FMA」と呼ばれることもある。「Fullmetal」という語は和製英語であり、本来は「Full Metal」と分けて表記する。 ; 内容 * 作者がリハビリセンターの交通整理のアルバイトをしていた時に得た義手の知識や、等価交換の概念などが、『鋼の錬金術師』の源流となっている〔『ぱふ』2004年9月号、10頁。〕。 * 作中において、「死生観」や「人間の定義」が大きく取り上げられているが、これは作者自身が幼少の頃から、動物の生き死にやクローン問題を見てきていることと、幼馴染が目の前で亡くなったことが大きいとインタビューで答えている〔2007年『ぱふ』3月号。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「鋼の錬金術師」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fullmetal Alchemist 」があります。 スポンサード リンク
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