|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ハブセンター・ステアリング(Hub Center Steering, HCS)とはオートバイのフロントサスペンションとステアリングの機構の一つで、スイングアーム式サスペンションに支持された前輪のハブに転向する構造を設けた機構である。センターハブ・ステアリング(Center Hub Steering)とも呼ばれる。 == 概要 == ハブセンター・ステアリングは、フレームの前方に伸びるスイングアーム式サスペンションを基本構造とし、ステアリング機構は左右に軸を転向できる前輪のハブにリンク機構を介してステアリング操作を伝達する。ステアリング機構がハンドルと直接的につながっていないことからバーチャル・ステアリング(Virtual Steering)と呼ばれる場合もある。 テレスコピックフォーク式のサスペンションではブレーキをかけた際に車体が前傾するピッチングが大きくなり、地面に対する前輪のキャスター角やトレール量が大きく変化してステアリング特性に大きな影響を与える。こうした車体特性はノーズダイブとも呼ばれ、様々な機構によって対策が試みられてきた。また、テレスコピックフォーク式の弱点として横方向の荷重を受けた場合にサスペンションの動作に影響が出やすいことも挙げられる。 ハブセンター・ステアリングはこうしたテレスコピックフォーク式の欠点を解決するために考案された機構のひとつである。スイングアームによる支持は左右への剛性が高く、車体がピッチングを起こしても地面に対する角度の変化が小さいためステアリング特性への影響が少ない。また、スイングアームのピボット部を車体の重心位置より低くすることで制動時のピッチングを抑える作用が働く。 一方、ハブセンター・ステアリングは前輪の転向角度がスイングアームの幅に制限されるため、他の形式に比べると市街地走行や方向転換などの小回りが効かない。ステアリング操作をリンク機構を通して伝達することから、直接フロントフォークを操作する機構に比べて、操作の剛性感がやや低い。複雑な機構や特許による技術の利用制限により、総じてコストが高くなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハブセンター・ステアリング」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hub-center steering 」があります。 スポンサード リンク
|