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ハブタエモノアラガイ( 羽二重物洗貝)、学名 ''Pseudosuccinea columella'' は、有肺目 モノアラガイ科に分類される1cm前後の淡水生の巻貝の一種。北アメリカ原産だが、20世紀中にヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリアなどに人為的に分布を広げ、日本でも外来種として野外繁殖している。 ハブタエモノアラガイ属 ''Pseudosuccinea'' F.C.Baker, 1908 のタイプ種(模式種)で、この属には本種1種のみが知られる。属名は pseudo-(偽の~)+ ''Succinea'' (オカモノアラガイ類)で、一見オカモノアラガイ類のあるものに似ていることに由来し、種小名は columna(柱)+ ella(縮小辞)で、「小さい柱=巻貝の殻軸」の意で、おそらくはオカモノアラガイ類に見られない明瞭な殻軸があることに由来する。和名は布目状を呈する殻表面を羽二重に見立てたもの。 ==形態== ===殻=== 殻高10mm前後、殻幅5mm前後の長卵型で殻口は大きく、殻高の6割~7割ほどを占めるが、螺塔もそれなりの高さがあり、モノアラガイに比べると全体的に細長く、陸生のオカモノアラガイ類に似る。殻は一般に薄く、指でつまむだけで潰れてしまうこともある。 他の淡水生の有肺類と同様、蓋はない。殻色は飴色~茶色でやや透明感がある。殻表には比較的明瞭な細かい成長脈を刻むほか、殻皮には微細な毛の列が螺旋状に多数あり、これが成長脈と交わって一見布目状に見える。これは本種の特徴の一つとなっており、和名の「羽二重」はこの様子から名付けられた。しかし老成個体や環境によっては毛列が摩滅して、布目がほとんど見えなくなっているものもある。臍孔は開き、軸唇はモノアラガイやヒメモノアラガイなどと比べ細い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハブタエモノアラガイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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