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ハマゼリ
ハマゼリ(浜芹、学名:''Cnidium japonicum'')はセリ科ハマゼリ属の二年草。別名、ハマニンジン(浜人参)。海浜植物〔『山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花』p.207〕〔『新牧野日本植物圖鑑』p.512〕。 == 特徴 == 根は多肉で、地中に深く直下する。茎は基部から分かれて斜めに立ち、ときに直立し、長さは10-50cmになり、上部は分枝する。根出葉は長い葉柄をもち、ロゼット状に地面に伏す。茎につく葉は互生し、単羽状複葉になり、全体の長さは3-10cmになる。小葉は対生、分裂し、厚みがあり光沢がある。葉柄の基部は葉鞘となる〔〔〔『日本の野生植物 草本Ⅱ離弁花類』p.284〕。 花期は8-10月。分枝した枝の先端に、小型の複散形花序をまばらにつける。花は小型の白色の5弁花で、花弁は内側に曲がる。複散形花序の下にある総苞片、小花序の下にある小総苞片ともにあり、細くて短く、縁に毛が生える。果実はやや扁平な球形で、長さ3mmになり、分果の隆条は太く、表面側は竜骨状に張り出す。油管は、分果の表面側の各背溝下に1個、分果が接しあう合生面に2個または4個ある〔〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハマゼリ」の詳細全文を読む
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