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ハラーイブ・トライアングル(、 、ラテン文字転写: )は、エジプト・スーダン国境地帯の紅海沿岸にある地域の名称。ハラーイブ(ハライブ)は、この地域の南東部にある町の名である。エジプトとスーダンが領有権を主張しており、エジプトが実効支配している〔CIA World Fact Book - Egypt 〕。 スーダンの立場では紅海州の一部であり、「スーダン政府行政区域」(、略称 )の名で呼ばれることもある。 == 地理 == 東に紅海に面したおおむね三角形状の領域で、面積は 20,580 km2。南の境界線は北緯22度線であり、東西290kmにおよぶ直線である。北西側の境界線は、山々の頂を直線で結んだものである。西南に隣接した北緯22度以南には、ビル・タウィールと呼ばれる地域がある。 紅海寄りの位置に、ハラーイブ、アブー・ラマド(Abu Ramad)の町がある。地域最大の集落はアブー・ラマドである。アブー・ラマドはハラーイブの北西30kmにあり、カイロやアスワンとを結ぶ長距離バスが発着している。ナイル川沿岸のワジハルファと並び、エジプト・スーダンを陸路で越える地点である。エジプト領で最も近い町は、アル・シャラテーンの町で、領域境界のすぐ北側にある。スーダン領で最も近い町は Osief で、22度線の26km南に位置する。 領域には1000mを超える山地も広がっており、南東部にあるエルバ山(1,435 m)は、生物地理学においてエチオピア区の北端となっている。エルバ山の生態系は地中系のものと北アフリカ系のものの入り混じったユニークなものとなっており、アカシアやマングローブなどの潅木の濃い森も見られるほか、''Biscutella elbensis'' のような固有種も見られる。エルバ山を中心とする地域は、エジプトによって自然保護区に指定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハラーイブ・トライアングル」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hala'ib Triangle 」があります。 スポンサード リンク
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