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ハラフ期 : ミニ英和和英辞書
ハラフ期[き]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラフ : [らふ]
  1. (adj,n) rough 2. (adj,n) rough
: [き]
  1. (n,n-suf) period 2. time

ハラフ期 ( リダイレクト:テル・ハラフ ) : ウィキペディア日本語版
テル・ハラフ[き]

テル・ハラフ(Tell Halaf、アラビア語: تل حلف ‎)はシリア北東部のハサカ県にある新石器時代考古遺跡トルコとの国境付近にあり、国境の反対側はシャンルウルファ県にあたる。この遺跡からは、幾何学模様や動物模様の描かれた、釉薬の塗られた陶器が見つかっており、こうした特徴のある新石器文化はテル・ハラフの名をとって(Halafian culture、ハラフィアン文化)と呼ばれるようになった。遺跡は紀元前6千年紀に遡り、後にアラム人都市国家グザナ(Guzana、もしくはゴザン Gozan)が同じ場所に造られた。''(Halafian culture、ハラフィアン文化)と呼ばれるようになった。遺跡は紀元前6千年紀に遡り、後にアラム人都市国家グザナ(Guzana、もしくはゴザン Gozan)が同じ場所に造られた。
== 発掘 ==

遺跡はハブール川の肥沃な河谷に位置するラース・アル=アイン(R'as al 'Ayn)の街の近くにあり、ハブール川が遺跡を貫いて流れている。ラース・アル・アインのすぐ北側にはトルコの国境線があり、トルコのジェイランプナル(Ceylanpınar)の街と隣同士になっている。ラース・アル・アインの近くにはミタンニ王国の首都ワシュカンニ(Washukanni)と推定されているテル・エル・ファハリヤの遺跡もある。テル・ハラフとはアラビア語の地名で、「テル」は丘(遺丘)を意味し、「テル・ハラフ」で「昔の街でできた丘」を意味する。新石器時代当時の住民がこの地を何と呼んでいたかは分からない。
1899年ドイツの外交官で考古学者のマックス・フォン・オッペンハイム男爵(Max von Oppenheim)が、当時オスマン帝国の支配下にあったこの地でバグダード鉄道敷設予定地の調査中に遺跡を発見した。彼は遺跡発掘のためにこの地へ戻り、1911年から1913年にかけて発掘を行い、第一次世界大戦での中断を挟んで1929年に再度発掘を行った(この時期はフランス委任統治領シリアの一部であった)。
フォン・オッペンハイムは発見された遺物の多くをベルリンに持ち帰り、発掘した遺物の展示収蔵のためにテル・ハラフ博物館を設立したが、第二次世界大戦ベルリン大空襲で建物は破壊され、収蔵されていた遺物のほとんどは損傷するか粉々になった。これは中近東考古学史上の最悪の損失の一つであった。しかし80平方メートル分の玄武岩の破片が後に廃墟から見つかり、ペルガモン博物館に収容された。2001年には損傷した遺物多数の再構築をめざす修復計画が始まり、一部は2011年の完了し再展示されている〔27,000個の破片になった古代彫刻、9年がかりで再生に成功(CNN.NEWS.2011年2月24日) 〕。また2006年には新たにシリア・ドイツ合同の発掘調査が始まっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「テル・ハラフ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tell Halaf 」があります。




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