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(n) silver halide =========================== ・ ハロゲン化 : [はろげんか] (n) halogenation ・ ハロゲン化銀 : [はろげんかぎん] (n) silver halide ・ 化 : [か] (suf) action of making something ・ 銀 : [ぎん, しろがね] 【名詞】 1. (1) silver 2. silver coin 3. silver paint
ハロゲン化銀(ハロゲンかぎん、)は銀のハロゲン化物であり、臭化銀 AgBr、塩化銀 AgCl、ヨウ化銀 AgI、および AgF、Ag2F などのフッ化銀が知られている。これらの化合物は総称としてハロゲン化銀と呼ばれ、化学式ではハロゲンを X として AgX と表記される。ほとんどすべてのハロゲン化銀は+1の酸化状態をとっている銀(I) (Ag+) の塩であり、+2のもの (Ag2+) もあるが、安定な化合物としてはフッ化銀(II) のみが知られている。光によって反応を起こし、写真フィルムなどに利用される。 == 利用 == === 光反応性 === ハロゲン化銀は写真フィルムや印画紙、X線フィルムなどで利用され、ゼラチンに懸濁した乳液をガラス面や紙などに塗布して使われる。ゼラチンは銀の保護コロイドとして作用する。 ハロゲン化銀に光が吸収されると、電子が伝導帯(価電子帯よりも高エネルギーのエネルギーバンド)へ遷移し、結晶の格子欠陥もしくは硫化銀・硫化金などのドーパントによって生じている感光核に捕らえられる。そして銀イオンを還元して金属銀の核が生成する。 求められる感度や色調によって、臭化銀と塩化銀が使い分けられ、あるいは組み合わされて使われる。ヨウ化銀は塩化銀と組み合わせて使われるが、ダゲレオタイプには単独で用いられ、水銀灯ではなく赤色光で感光する(ベケレル (Bequerelle) 法)。フッ化銀は写真には使われない。 ハロゲン化銀の結晶に光を当てると、表面にある感光核が金属状の銀の小塊(点)へと変化する。これが潜像となる。小塊におよそ4原子以上の銀が含まれていると目に見えるように、つまり現像(顕像化)によって結晶全体が金属銀に変化するようになる。多量の光を受けた部分はより強く現像され、光学密度も高くなる(像の暗い部分)。 紫外線にさらされると暗変する補正レンズにも利用される(フォトクロミズムを利用する)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハロゲン化銀」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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