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Smart BEST(スマートベスト)は、近畿車輛が開発している非電化路線向けの充電型バッテリー車両〔国土交通省は気動車であるとの見解を示している(2014年1月18日付 日本経済新聞 電子版 より)。そのため「ハローキティ和歌山号」の列車番号は気動車列車を示す「D」が入っている。〕。 BESTは、Battery Engine Synergy Train の略としている〔新型車両:2012/11/14更新・2012年12月号より - 交通新聞社 〕。 == 概要 == === システム === 自己完結型の充電型バッテリー車両として開発されている。バッテリー電源は大容量タイプを搭載し、走行用電源やサービス電源は基本的にすべてバッテリーからまかなわれる。減速時に回生ブレーキにより発電し、電力を自らのバッテリーに回収・補充する。 小型のディーゼルエンジン・発電機を搭載し、バッテリーが規定容量以上に放電した場合のみ発電して充電する。効率の良い発電と適切なパターンによる電力消費により、従来のディーゼルカーとの比較で1両あたりのエンジン出力を1/4程度まで低減が可能〔実証車両であるDGBC2系(2両編成)の発電用機関出力は通常のディーゼルカー(1エンジン車)の走行用機関出力1両分相当である。〕で、外部の電力インフラに頼ることなく、自己発電を行って必要な電力を確保する「エネルギーの地産地消」を実現している〔充電型バッテリー電車「Smart BEST」登場 - JR西日本営業エリアで走行試験 (2012年10月11日 マイナビニュース)〕。 上記した理由により、バッテリー異常時以外はディーゼルエンジン・発電機からの起電力を直接走行用電源として供給することはない。 ;加速力行時 :バッテリーに充電された電力を電力変換装置(車両制御装置)に供給・交流に可変して三相交流誘導モータを駆動。バッテリーの残量が減少した時のみエンジン発電機による充電を行う。 ;減速時 :三相交流誘導モータからの発電(回生)電力を電力変換装置で直流に変換し、バッテリーへ充電する。 ;停止時および惰性走行時 :補助機器に必要なサービス電源をバッテリーから給電。バッテリーの残量が減少した時のみエンジン発電機による充電を行う。 ;機関故障時 :バッテリーの電力のみで走行することになる。十分な電力が残っていれば最寄り駅までの走行が可能で、基本的に立ち往生することはない。 ;バッテリー故障時 :エンジン発電機からのみの電力に頼ることになる。低速・低加速走行は可能で、基本的に立ち往生することはない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Smart BEST」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Smart BEST 」があります。 スポンサード リンク
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