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ハンサム・ダン(Handsome Dan)は、イェール大学の運動部でマスコットを務めるブルドッグの名跡である〔ストール、pp.155-156〕。その地位は代々実物のブルドッグが務め、当代の「ハンサム・ダン」が死亡または引退することによって次代へと引き継がれている〔。人々や子供たちに寛大である性質に加えて、深紅色とトラ(いずれもイェール大学のライバル校であるハーバード大学及びプリンストン大学のシンボルである)に猛烈な敵意を示す能力が、新たな「ハンサム・ダン」の選定基準となっている〔 。ハンサム・ダンはアメリカ合衆国で初の生きた動物として大学のマスコットに選ばれた犬であり、同時に世界初の生きた動物としてのマスコットと推定されている〔。初代のハンサム・ダンは1889年にマスコットの任につき、以後2015年の時点に至るまで17頭のブルドッグがその地位を務めている〔〔。 == 経緯 == === 「ハンサム・ダン」の登場 === 1880年代後期に、プリンストン大学とハーバード大学は、「トラ」と「オレンジマン」をそれぞれのフットボールクラブのマスコットとしてすでに採用していた。1889年に、イギリス人でイェール大学のフットボール部員だったアンドリュー・グレーヴスは、1頭のブルドッグがニューヘイブンの鍛冶屋の前に座っているのを見かけた。グレーヴスはそのブルドッグを50ドルで買いたいと申し出たが、鍛冶屋は「75ドル」と返答した。 グレーヴスと鍛冶屋は65ドルで話をつけ、ブルドッグはグレーヴスのものとなった。彼はブルドッグを身ぎれいにしてやり、「ハンサム・ダン」と命名した。すぐにハンサム・ダンはグレーヴスの後を追いかけて大学構内を歩きまわるようになり、スポーツの行事を含むさまざまな場面に顔を出した。イェール大学の学生たちは、早速ハンサム・ダンを大学のマスコットに採用することにした。 グレーヴスが卒業して故郷のイングランドに戻った後、ハンサム・ダンはグレーヴスの弟とともにイェール大学に残った。ハンサム・ダンは、当時の評論家によると「ワニとツノガエルが交わって生まれたとしか思えない」という奇怪な容貌だったが体つきは筋骨隆々でたくましく、アメリカ合衆国やカナダで開催されたドッグショーで少なくとも30回にわたって1位を獲得した〔。 ハンサム・ダンは普段人々や子供たちには寛大にふるまったが、深紅色の衣類や飾りを身に着けている人やトラ(これらはイェール大学のライバル校であるハーバード大学及びプリンストン大学のシンボルである)に猛烈な敵意を示した〔。ハンサム・ダンのこの振る舞いは、イェール大学のファンを大いに喜ばせていた〔。 ハンサム・ダンは1897年にかつての飼い主であるグレーヴスのもとに行くために大西洋を渡り、1898年に死亡した〔。その剥製は、イェール大学のペイン・ホイットニー・ジムナジウム(en)に保存され、一般公開されている〔。なお、飼い主のグレーヴスは1948年2月18日に結核で死去している〔"New York Times" Obituary Feb 19, 1948〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハンサム・ダン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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