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株式会社東急ハンズ(とうきゅうハンズ、TOKYU HANDS INC.)は、大都市を中心にホームセンターをチェーン展開する企業。東急グループに属し、東急不動産ホールディングスの傘下にある。なお、東急百貨店の傘下ではない。 ブランド・ステートメントは「ここは、ヒント・マーケット。」。 == 概要 == 東急ハンズは、住まいと生活に関連する商品を多く取り扱う、市街地立地型のホームセンター。生活雑貨を主体とした細かな品揃えを特徴としており、郊外立地型のホームセンターのような大型商品の陳列は少数にとどめている。カーナビなどでは「デパート」に分類されている場合もある。 地方都市においては東急ハンズのブランド力は強く、地方中核都市では再開発事業で新たに建設される複合ビルのキーテナントとして出店を打診されることがあるとされ、業態の特性から広大な商圏人口が必要とされるためその出店は限られていた。2011年より、地方中核都市への出店を開始している。 東急不動産は1976年(昭和51年)、遊休地利用を図るため、新規事業としてライフスタイル・プロデューサー浜野安宏の提案によりホームセンター事業に参入する。同年11月、神奈川県藤沢市に第1号店の藤沢店を出店した。東急ハンズの本社機能は1976年の創業以来、渋谷に置かれていたが、2014年7月に東新宿駅に直結する新宿イーストサイドスクエアに移転している〔【移転】東急ハンズが新宿に本社移転 - 日経不動産マーケット情報、2014年5月29日〕。 取り扱う品目は非常に多岐にわたる。一般的にはファンシーショップ・バラエティーグッズの店としても知られるが、その本領は、プロが利用するような特定業界向けの工具や素材・材料類を工作マニアに向けて提供する商品展開といえる。さらに、それらの商品について使用方法や応用に精通する店員が、詳細に案内・実演する点でも他店との差別化を図っている。 それまで見たことはあっても、入手手段さえわからなかったような工芸用道工具類や金属材料・樹脂材料などが、どちらかといえば場違いな市街地の小ぎれいな店頭に並べられ、適量に小分けして販売される様子は一種のカルチャーショックを与えたともいわれ、郊外型ホームセンターなどがそのような品揃えを重視する先陣を切ることとなった。 こうした高機能の商品を初心者が使用するにあたって、的確なアドバイスが行えるスタッフを充実させ、顧客層を開拓する戦略も採っている。他にも鞄からシルバーアクセサリー、手品の小道具などといったパーティーグッズまで幅広いジャンルの商品が並び、東急ハンズで扱ったことがきっかけで流行になった商品も多い。 前述のように東急ハンズは東急不動産グループ傘下に属しており、同社と東急コミュニティー、東急リバブルのグループ3社が発行済株式の75%を保有している。かつては東京急行電鉄も25%(360万株)の株式を保有していたが、2004年(平成16年)9月30日付で全ての保有株式を中央三井信託銀行系列の投資事業有限責任組合へ譲渡した。 その後の2013年(平成25年)10月、東急不動産は、東急コミュニティー及び東急リバブルとともに、共同持株会社・東急不動産ホールディングスを設立した。そして2014年(平成26年)4月、東急不動産ホールディングスは3社から株式を取得して、東急ハンズを直接傘下に収めた。 TOKYUポイント加盟店。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東急ハンズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tokyu Hands 」があります。 スポンサード リンク
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