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ハンナン事件(はんなんじけん)とは、食肉卸売業のハンナン元会長の浅田満らが起こした企業犯罪事件の総称である。 1987年10月、外国産牛肉の放出枠の割り当てをめぐって畜産振興事業団幹部に600万円を渡し、便宜を図らせた贈賄容疑で浅田満は逮捕された。1988年3月、東京地裁にて懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡されたが、その場で裁判長豊田健に向かって「(執行猶予期間が)長すぎるんじゃないですか」と食ってかかり、驚いた裁判長にたしなめられたことがある〔『毎日新聞』1988年3月12日付〕。 2001年から2002年にかけてBSE対策事業の一環として行われた国産牛肉買い取り事業を悪用して、計約50億3000万円の詐欺や補助金適正化法違反(不正受給)などの罪に問われたハンナン牛肉偽装事件。 == ハンナン牛肉偽装事件 == === 裁判経過 === 2004年4月17日、BSEに関する国の補助制度を利用し不正を行ったとして、被告浅田満社長ら詐欺罪など複数の容疑で逮捕された。 2004年12月23日、史上最高額の20億円という保釈金を払って保釈される。 2005年5月11日、1審大阪地裁は共犯として実弟の浅田暁ら5人を詐欺や補助金適正化法違反で執行猶予つきの有罪判決を下した。 2005年5月27日に浅田満に対して1審の大阪地裁は懲役7年の実刑判決を下した。被告人は控訴した。 2008年3月4日、2審大阪高裁の控訴審でも懲役7年の実刑判決が支持された社長の懲役7年の実刑判決が下された。被告人は最高裁に上告した。 上告審で、最高裁第二小法廷(古田佑紀裁判長)は2012年2月27日に口頭弁論を開いた。弁護側は全面無罪を、検察側は証拠隠滅教唆罪についてのみ無罪を主張して結審した。4月2日の判決で、発見された書類は複製の可能性が高いとして有罪を維持した二審判決を「重大な事実誤認をした疑いが顕著」として破棄、大阪高裁に差し戻した。 2013年12月25日、大阪高等裁判所は「証拠隠滅教唆罪については証拠不十分で無罪」として、一審判決を破棄し懲役6年8月の実刑判決を言い渡した。2015年4月8日、最高裁が上告を棄却し、判決が確定した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハンナン事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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