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ハンマー投(ハンマーなげ)は、陸上競技の投擲競技に属する種目で、ハンマーを遠くに投げる能力を競う競技である。もともとはアイルランドが発祥のスポーツで、金槌に鎖を付けて投げていたというのが始まりとされている。 ハンマーは、長さが男子1.175 - 1.215メートル、女子1.160 - 1.195メートルのワイヤーの先に砲丸がついている。ハンマー全体(砲丸・ワイヤー・グリップ)の重さの合計は、男子が7.260キロ(16ポンド)、女子が4.000キロ(8.82ポンド)〔この値はジュニアを含めて男女とも砲丸投の砲丸の重さに等しい〕。直径2.135メートル(7フィート)の円形の場所から投げる。角度34.92度〔この角度は、投てき角度を示すラインがサークルの中心から20mの地点において12m(20×0.600)の間隔になる角度である〕のラインの内側に入ったものだけが有効試技となる。 回転数は選手によって異なるが、通常は3回転か4回転で投げる。世界記録保持者のユーリ・セディフは3回転投げ、日本記録保持者の室伏広治は4回転投げである。以前は3回転投げが主流であったが、現在ほとんどのトップアスリートは4回転で投げている。 重いハンマーを高回転で安定的に投げる技術力と、投げる瞬間、背筋に掛かる400kg以上の負荷を支える強靭な肉体が必要で、この種目におけるトップアスリートは20代後半から30代の選手が比較的多い。 陸上競技における正しい表記はハンマー投であるが、学校教育や新聞記事など陸上競技関係者以外が多く関わる場面ではハンマー投げと表記されることもある。 女子は1993年から日本記録として公認されている〔「陸上競技マガジン」1999年記録集計号330p〕。 ==世界歴代10傑== * イワン・チホンは2005年7月3日に世界歴代2位となる86m73を記録していたが、2014年にドーピング違反への措置として国際陸上競技連盟により2004年8月22日から2006年8月21日までの記録を抹消された〔REVISION OF RESULTS FOLLOWING SANCTIONS OF TSIKHAN AND OSTAPCHUK IAAF 2014年4月27日〕ためベスト記録は2008年7月9日に記録した84m51となる〔ATHLETE PROFILE IVAN TSIKHAN 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハンマー投」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hammer throw 」があります。 スポンサード リンク
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