|
ハンミョウ科(ハンミョウか、学名: )は、コウチュウ目(鞘翅目)の科の一つ。最近の分類ではゴミムシ科に含まれ、ハンミョウ亜科(学名: )とする。幼虫・成虫とも肉食性の甲虫である。日本のハンミョウ類でもっとも目にする機会が多いのは、ハンミョウ(ナミハンミョウ)である。 == 形態・生態 == 世界最大のハンミョウは、アフリカ南部に分布するで、体長6cmに達し、巨大な顎を持つ。本種は「タイガービートル」の名でペット用に販売される。日本最大の種類は体長20mmほどのハンミョウ(ナミハンミョウ)。 成虫は体に対して頭部が大きく、複眼や大顎が発達している。また、脚も細長く発達している。体色は種類によって様々で、全身が黒いものもいれば、斑紋や金属光沢のある鮮やかな体色のものもいる。 動作は非常に敏捷で、素早く走り回ったり翅を使って飛び回ったりする。ただし、通常の生活で飛ぶ距離は数十m以内で、広域分散を行うときを除くと、空高く飛んだり長距離を飛び続けることはあまり行わない。中にはマガタマハンミョウにみられるように後翅が退化した種もいて、これらは飛ぶことができない。 岩場、砂漠、川原、海岸など植物の少ない環境に生息し、昼行性の種がよく知られるが、森林の樹上で生活する種、あるいは夜行性の種もいる。 食性は肉食性で、ハエやアリなどの小昆虫の他、ヨコエビ、ミミズなども捕食する。ハンターのイメージが独り歩きしている彼らだが、昆虫の死骸も食べる。また、おもに小型種が飼育下で削り節(鰹節)や粉砕処理したドッグフード等の“死に餌”も盛んに食べることはあまり知られていない。大型種であるハンミョウも、生肉の小片を与えると食べることがわかっている。 成虫は粘土質の固くしまった裸地の土中などに一粒ずつ離して卵を産みつけ、孵化した幼虫はそのまま卵のあった場所の土壌を掘り下げて巣穴とする。幼虫の巣穴は、産卵の行われた場所に垂直に掘られた円筒形の深い穴であり、温帯産のハンミョウの多くでは地表に巣穴を掘るが、熱帯や亜熱帯には木の幹に巣穴を掘る種もある。海岸の岩礁にみられるシロヘリハンミョウでは、海岸の岩石が風化して、亀裂に粘土質の風化生成物がたまったところに巣を掘っている。幼虫も肉食性で、巣穴の円形の入り口付近を、円盤状の頭部と前胸でマンホールの蓋のように塞いで待ちかまえ、付近を通るアリ等の昆虫を捕らえ、中に引き込んで食べる。巣穴から勢いよく飛び出し、大顎で獲物を捕らえる様はびっくり箱のようである。このとき、力の強い獲物に巣穴の外に引きずり出されないよう、幼虫の背面には前方を向いたかぎ状の突起が備わっており、これを巣穴の壁に引っ掛けている。3齢が終齢であり、充分成長した終齢幼虫は巣穴の口を土でふさぎ、巣穴の底を蛹室に作り替えて蛹となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハンミョウ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|