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ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物
・ ハーメルンのバイオリン弾き~シェルクンチク~
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ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物 : ミニ英和和英辞書
ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物[はーめるんのばいおりんひきのとうじょうじんぶつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [たま]
 【名詞】 1. bullet 2. shot 3. shell 
弾き : [はじき]
 【名詞】 1. (1) gun (slang) 2. (2) repellence
登場 : [とうじょう]
  1. (n,vs) (1) entry (on stage) 2. appearance (on screen) 3. (2) entrance 4. introduction (into a market) 
登場人物 : [とうじょうじんぶつ]
 (n) the characters (in a play or novel)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 

ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物 : ウィキペディア日本語版
ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物[はーめるんのばいおりんひきのとうじょうじんぶつ]
ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物(ハーメルンのバイオリンひきのとうじょうじんぶつ)では、渡辺道明によるファンタジー漫画、およびそれを原作としたテレビアニメハーメルンのバイオリン弾き』に登場する人物について詳述する。
登場人物は全て、楽器にまつわる名前を付けられている。ただし、楽器として似たものであっても、実際の人間関係とは関連しない。声の出演は、「テレビアニメ/ドラマCD・映画」の順に表記する。
なお『ハーメルンのバイオリン弾き〜シェルクンチク〜』に登場する人物に関しては同作の項目にて扱うこととし、このページには含めないものとする。また、両作に登場する人物に関しては『ハーメルンのバイオリン弾き』での立場・行動のみを当ページにて記し『シェルクンチク』での立場・行動については他の同作登場人物と同様に同作のページにて扱うこととする。
== ハーメル一行 ==
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: 上田祐司/矢尾一樹
: 本作の主人公。黒い帽子に自分の背丈ほどもあるバイオリン(サイズ的にはダブルベースだが、肩に当てて演奏するなどバイオリンとして扱われる)を背負い、それを用いた魔曲を奏でて、人々に仇なす魔族を倒す勇者。その実力は計り知れず、「辺境最強の勇者」とも呼ばれている。
: 父は魔族の頂点に君臨する大魔王ケストラーで、母は天使と人間のハーフである聖女パンドラ。帽子で頭の角を隠しており、大魔王の血が目覚めると血に飢え殺戮に狂う怪物と化してしまう。作中では、封印されているケストラーを覚醒させるために魔族によって何度か魔族化を促進させられた。母親が魔族にさらわれ、自ら魔族の王である父親とケリをつけるため、そして北の災いを封じるために北の都へと向かう旅をしている。当初はオーボウと2人きりの旅だったが、フルートを仲間に入れてから次第に仲間が集まっていく。
:守銭奴・卑怯・わがまま・意地悪・ひねくれ者。一見すると勇者とは思えない振る舞いが目立つが、寂しがり屋で女子供の涙には弱く、何だかんだで情はある。家事全般に長けており、大勢で囲み合う鍋料理が大好物。幼少時は人間と魔族のハーフゆえに迫害されており、その末に理性を失っていたとはいえ、人間たちを大量殺戮してしまった。この一件から他人を遠ざけてもいたが、スコア王国での一件を経て、本格的に宿命と向き合うようになる。
: バイオリンによる魔曲の演奏では、矢や腕といった物理的攻撃力を持った物質自体を召喚。マリオネットバージョンの効果は「対象者の力を倍増」ただし、このマリオネットを行使した相手は地獄の筋肉痛に襲われ一回あたりに3年の寿命が減るというリスクもある。当初は自分でも素直に認める程にケンカが弱く、「」
: ギャグパートになると、フルートやオーボウをひどい目にあわせたり、ライエルの恥ずかしい過去をばらしたりしていじめたりしている。また、サイザーとは双子で似ているということでサイザーのコスプレをしてライエルをからかう場面もある。後半になるとギャグパートで魔族化して深刻な状況に陥ることはないものの暴走しかけることも増える。彼のファーストキッス・セカンドキッスはオリンに、サードキッスはライエルにと全て男に奪われ、かなりショックを受けた(小説版ではフォースキスまでライエルに奪われる)。
: 彼の使うバイオリンは魔器であり特別な物のため、製作者であるオリンしか修理できない。ギャグパートでオリンによって改造され、バイオリンから「ド」の音でドリル、「レ」の音でレーザー(作中では「ビームのレ」と呼ばれ、オーボウが疑問を呈する)、「ミ」の音でミサイル、「シ」の音でジェットを出せるようになる。特にジェットはシリアスパートとギャグパートとの間を繋ぐ事があり、一気に物語を進めたりする。なお、シリアスパートで使用してもミサイルなどは出ない。
: アニメ版では記憶喪失の状態で13年前にスタカット村に流れ着いたという設定。幼馴染のフルートを意識し始めており、次第に愛し合うようになる。演奏者の衣装も彼女が村祭り用に作ったものということになっている。
: セミロングの原作に比べて髪は短く、寡黙で愛想が無いがフルートには優しさを見せる。フルートの事になると激情に駆られる一面を持つ。
: 己の出自を知らなかったためケストラーを倒すという原作での目標も存在せず、戦いの中人間と魔族の狭間で自己のアイデンティティに苦しんだり、魔族の力で多くの人間を死なせた罪悪感に苛まれる。フルートのために人間として生きることを願うが、パンドラの箱から解放された大魔王の魂の新たな依り代にされようとするところをフルートの手で封印された。愛用していたバイオリンとハーメルが封じられたパンドラの箱(のちに「フルートの箱」と呼ばれる)はフルートに受け継がれた。
: 名前の由来はハーメルンの笛吹き男から。
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: 声:飯塚雅弓/横山智佐
: 本作のヒロイン。スタカット村に住んでいた村娘。正義感が強く心の優しい少女。物語のはじまりにおいて、チューバの部下から村の子供を助けたことによってチューバの部下に襲われる事となり、そのピンチをハーメルに助けられる。ハーメルがチューバを倒した後は、彼の旅に同行することになる。
: 実はスフォルツェンド王国の王女であるが、本人にその記憶はなく、旅の途中、背中のアザにより判明する。初めは、母親であるスフォルツェンドの女王ホルンに幼少期に捨てられたものだと勘違いして仲違いするが、やがて誤解が解け、王女としての責任を果たしていくことになる。また、赤ん坊の時にホルンから託された十字架は「パンドラの箱」の鍵となっており、一時は手放すことになるがサイザーから返してもらい、再び自分の手元に戻る。
: 初期のフルートは眉毛が太くいかにも村娘然とした外見。ハーメルからちんちくりんと言われたり、読者からかわいくないと手紙が来るなど散々な扱いを受けているが、おさげの髪を解くとなかなかの美少女となる。
: 作中序盤は、丸太で攻撃したり、ハーメルのマリオネットで操られながら格闘したりとパワフルな打撃で戦闘では前線を担うことが多かったが、瀕死のサイザーを救おうとした時に癒しの力に目覚め、パーティーの皆の心の支えとなっていく。パーティーでは炊事などを担当し、問題だらけの一団をツッコミながら支える苦労人。
: ギャグパートでは、パーティーで一番の頑丈な体を持っており、死んでもおかしくない状況になっても生きていることが多い。ハーメルに魔曲で操られると寿命が大きく縮むという言及があるが、それが彼女の健康に影響しているという描写は一切無い(元々スフォルツェンド王家の血統は長寿であり、女性であれば「自らの寿命を削って行使される治癒魔法」を操る関係から通常の人間の倍近くの寿命を持つため、フルートが普通の人間の一生分の時間を生きるにはハーメルの魔曲による寿命消費の影響は少ない、という見方が大勢を占める)。また、劇中ではハーメルお手製の様々な着ぐるみを着せられており、お金を得る目的で動物の格好で曲芸などをやらされたり、(さらにゲーム版・劇場版ではハーメルの乗り物や武器にされてしまう)「ヒロイン失格の胸」などと言われたり女としてまともに扱われなかったりと、とにかく不憫な目にあうことが多く、ヒロインであるのにひどい扱いを受ける自分の境遇をよく嘆いている。またハーメルとの過激な夫婦漫才も披露し、それを見たスフォルツェンドの面々からは「歴代一の大ボケ王女」とも思われ、慈愛に満ちたホルンすらも「外で育ったのは間違いだったかしら?」と涙を見せて嘆いている。コルネットと共に仲間になったばかりのオカリナをいびったこともあったが、単行本ではコルネットの単独犯に修正された。
: 序盤でハーメルが大魔王の息子だと知らされショックを受けるが、ハーメルの悲しみや弱さを垣間見る内に彼をそばで支えたいと願うようになる。物語の後半で仲間達の必死で戦う姿を見て自分自身の弱い心から身を引き締めるために、ホルンからもらった魔法使いの衣装を身に纏うようになる。北の都の最終決戦では、ホルンから女王の証である額の十字架を受け継ぎ、女王としての自覚を持ち最終決戦を臨む。その力は最終的にケストラーを圧倒することになる。また、終盤で歌が上手いらしいことが明らかになる。10年後のエピローグでは女王の地位を一時放棄してスタカット村に戻っており、ハーメルとの間に9人もの子宝に恵まれる。
: アニメ版では、彼女の存在を魔界軍から隠そうとするホルンの意向により、法術で外界と隔絶された隠れ里のスタカット村で、村人に扮した近衛兵たちに守られながら育てられ、長老レシクのことも実の祖父と信じていた。収穫祭の日、「余所者を村に入れてはならない」という村の掟を破り、スフォルツェンドの使者を助けるが、それにより、自分の育った環境がある種の虚構であったことを知ることになる。「人形のような人生」と悲観に駆られ、レシクたちも魔族との戦いで喪ってしまう。残されたフルートはハーメル、オーボウと共に生まれ故郷のスフォルツェンドへの旅を始めることになった。
: 原作と比較するとスタイルの良い正統派美少女となっており、控えめな性格。良くも悪くも「普通の女の子」でしかなく、「スフォルツェンドの王女」という大きな肩書きに戸惑う一方で、何の力もなく守られているだけの自分に引け目も感じている。最初の頃は朗らかな笑顔を良く見せていたが、旅の中で次第にその笑顔も翳り始めていく。
: 自らの手でハーメルをパンドラの箱に封印した後は母・ホルンの跡を継いで新たな女王となるが、完全に心を閉ざしてしまい、ハーメルのバイオリンを奏でながらハーメルとの想い出に浸り続ける日々を過ごす。
: 最終回エピローグでは、もう1つの第1話が描かれ、その世界ではフルートはハーメルの言葉に従い、従者を助けないことにした。だが、従者を助けようとも助けずとも過酷な運命は変わらなかった。
: 名前の由来は木管楽器の一種であるフルート
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: 声:千葉繁/佐藤正治
: ハーメルと共に旅をしてきた言葉を話すカラス。パンドラがいた頃からずっと、ハーメルの親代わりとなって彼を育てている。戦闘能力は皆無だが、どこかしら幼稚な感のある一行をまとめている。もっとも息子のように思っているはずのハーメルには、ダイナマイトを口に詰められて投げられたりバニーガールの格好をさせられたりとろくな目に合わされていない。
: その正体は、かつて「空の提督」と呼ばれた元魔界軍王No.2、妖鳳王(ホーク・キング)オーボウ。序列ではNo.2だが、その気になれば魔界軍王の長にもなれたほどの実力者。魔族でありながら戦いや殺戮を好まない「変わり者」であったらしいが、力だけならベースをも上回り、ヴォーカルをも封じたベースの冥刻屍鎖封陣を打ち破り、怪我をした手で殴っても一撃でドラムを戦闘不能に追い込むほど。後にケストラーをして「お前さえいれば魔族は半分も要らなかった」とまで言わしめた。ケストラーの命令で聖なる者を探す任務に就くが、人間に殺されかけた時にパンドラに助けられ、以後パンドラをずっと慕っている。後の戦いで、パンドラやハーメルを救うために力を使い寿命が来たが、パンドラに再び救われている。だが、魔力が完全に回復した訳ではないので、体を維持するにはカラスの状態でなければならないようである。
: アニメでは、ケストラーの力を神魔いずれにも利用させないようにしてきた一族の出身という設定。真の姿が原作に先駆けて登場した。壮年の渋い男性というのは共通だが、原作に比べて多少若々しくスマートな姿であった。最終決戦でパンドラの箱に封印されてしまう。
: 31巻のおまけに、奥さんのイラストが描かれている。顔と翼の色、服装がオカリナに遺伝する。性格はわがままで粗野、オーボウも頭が上がらないという設定だった。
: 名前の由来は木管楽器の一種であるオーボエ(「オーボウ」は、英語での正しい発音表記)。
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: 声:辻谷耕史/関俊彦
: ハーメルの幼馴染みにして最大のライバル。大きな黄金の足のないピアノを背負っており、ハーメルと同じようにこれを演奏することで戦う。魔曲によって相手を操ったり、精霊を出すことが得意。だが、背負っているピアノは500kgはする代物で、一度倒れてしまうと自力では起き上がれず諸刃の剣になることも(水深100メートルでも弾ける完全防水仕様)。実は超怪力であり、ある出来事で本気で怒りを爆発させた時には、拳で魔族を圧倒したこともあるほど。子供の頃は小型のアップライトピアノを背負っていた。ライエルがよく召喚する精霊は火の鳥と水竜。最初の頃は「愛の勇者」と名乗り、報酬抜きで魔物と戦っており、物語の序盤でハーメルたちと出会った時は、金に汚い勇者ハーメルと好対照な敵として登場した。和解した後はハーメルのよき相棒として行動を共にする。
: 小さい頃にいじめられていたハーメルを助けたのが出会いだが、いつの間にか逆にハーメルにいじめられる様になってしまった。なんだかんだで家族ぐるみで仲良く過ごしていたが、『アンセムの悲劇』でパンドラがベースにさらわれたことによりハーメルが魔族に覚醒、ハーメルに自分の両親を殺されてしまう。両親の復讐も当然あるのだが、アンセムでの発言からハーメルが人間を憎み魔族に迎えられる目的で北の都を目指しているものと思い込んでいたらしく、「自分の手でハーメルを倒さなければならない」と後を追っていた。なお子供の頃、パンドラによってハーメルとの友情を誓う「地獄の血判状」に(無理やり)サインさせられたが、彼と敵対した時には何も起きなかった。
: 女性に対して免疫が無く、大量の鼻血を吹いて倒れている場面が多い。その凄まじさはかつて「ライエル地獄のハンバーガーヒル事件」「ハニーフラッシュ・噴出するわよ事件」等と呼ばれていた。いかがわしい妄想も激しい。スフォルツェンド到着の折にハーメルにいたずらで女装させられた際、一同が唖然とするほど似合っていたためフルートそっちのけで美少女役をやらされた。自分の武器であるはずのピアノにつぶされたり、子供の時の恥ずかしい昔話をハーメルにばらされたり、自分の召喚した火の鳥で燃えたりと、ギャグパートでは申し分ないくらいに動いてくれる。サイザーが仲間になってからは、ワルキューレが仲間になったことで危機感を持ったためか、女性に対して免疫ができる。だが、サイザーに対しては過剰反応してしまい、結局は出血多量で死にかける。ステレオタイプな古い少女漫画のような歪んだ恋愛観を持っており、サイザーに対してのアプローチも空回りばかりであった。
: フィーネ山脈で出会ったサイザーに一目惚れしたが、サイザー本人は全く覚えていなかったため、かなりショックを受けていた。
: 物語の中盤でサイザーとトロンの仲間割れの際、トロンの攻撃を庇い戦線を一時離脱する。その際、サイザーに一目ぼれをしただけではなく、サイザーの事を理解した上で救い出したいという気持ちが明らかになる。そして自分の身を犠牲にしながらも、命懸けでサイザーをヴォーカルの呪縛から解放する。その後、多くの人々やオカリナの命を奪ってしまったという自責の念に耐えきれず、錯乱して命を絶とうとしたサイザーの頬を叩いて落ち着かせた事で急接近。最終的には結婚するが、前述の性格のせいでまともに子作りができるようになるまで9年近くかかったことが、後日談で語られている。
: 普段は鬼畜勇者ハーメルにいじめられる場面が目立つが、裏表のない誠実さや優しさ、大切な人達のためなら躊躇いもなく我が身を投げ出す勇気はパーティ全員に認められている。
: 12巻のオマケに、ライエルのパートナーとしてピコロという妖精の女の子を出す予定だった事が書かれているが、結局ボツネタと化した。なお、この設定は続編の主人公であるシェルとそのパートナーの妖精であるピロロに引き継がれている。
: アニメ版では召喚する精霊が白鳥となっている。最初からハーメルが両親の仇と知っていたのではなく、覚醒時のハーメルを「三本角の魔族」と呼んでいた。旅芸人の一座に拾われ、その一員となっていた時にハーメルと再会。彼の旅に同行するが、次第に彼が「三本角の魔族」という疑念を深めてゆき、第二次スフォルツェンド大戦の際にそれが証明される(監督いわく視聴者には「普通に見ていればわかる」演出がなされていた)という構成で、魔曲でフルートにハーメルを殺させようとするエピソードが終盤に配置されているなど、原作を逆行しており対照的といえる。ハーメルを許すことも倒すことも出来ぬまま、戦いは終結。その後は一座の新たな座長となる。なお、第2期オープニングの『未完成協奏曲』は最終回後のライエルがハーメルに宛てた歌である。
: 名前のライエルは手回しオルガンのことである。
: 同じスクウェア・エニックスのスターオーシャンシリーズのアイテムの説明欄に、彼のことが書かれている。
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: 声:緒方恵美/佐久間レイ
: 魔界軍王No.3。妖鳳王(ホーク・キング)サイザー。ケストラーとパンドラの娘で、ハーメルにとって双子の妹だが、ハーメルとは逆に天使としての血を濃く受け継いでいる。天使の血を引いているだけあって容姿は非常に美しく、(殺戮をしていなければ)誰もが見惚れてしまう美人。妖鳳軍を率いり、巨大戦艦ジークを使い、国の侵略を行なっていた。いくつもの国を襲い、甲冑および血塗られた翼の色から、人々からは「ハーメルンの赤い魔女」と呼ばれ恐れられてきた。手にした鎌は通常の武器であると共に、楽器のフルートにもなっている。
: ハーメルとは生き別れで、幼い頃にパンドラの元から連れ去られて以来、北の都でずっと育てられてきた。初陣で滅ぼした国の生き残りの親子に遭遇した際、その母親に偶然にも抱きしめられたことから母の温もりを知るが、帰還後にベースからパンドラがハーメルを選び自分を捨てたのだという嘘を吹き込まれ、ハーメルとパンドラに強い憎しみを抱き、最初は嫌がっていた人類蹂躙も嬉々として行うようになった。パンドラの水晶と対面してからは温もりのないことにより憎しみを抱くが、次第に罪悪感を抱き始め、自身を犠牲にしてでも「パンドラの箱」を入手し、全ての魔族を封印するために戦うようになる。「パンドラの箱」の入手に成功した直後に箱を開き、自身とオカリナ以外の妖鳳軍の封印には成功するも、全ての魔族を封印することまではできず、箱はベースに奪われてしまう。生きる意義を失った上、ベースの罠で死にかけるも、フルートの初めての回復魔法で一命を取り留めたことと彼女の説得により自分自身の罪を償うために、ハーメルたちと共に戦うことを決意する。それに伴い、鎧の右胸につけていたマークも魔界軍王のマークから「S」という文字に変更された。仲間になった当初は、長年憎み続けていたハーメルとぎくしゃくしていた。
: クールな性格で不器用な照れ屋。口癖は「ふん」軍王時代は人間たちを蹂躙していたが、無益な殺生は行わないという戦士の誇りも見せていた。
: 魔曲は精霊ワルキューレの召喚。天使の横笛とも呼ばれており、召喚を行っている最中のサイザーは裸体と化す。
: ギャグパートでは、最初の方はワルキューレのコントなどであまり目立たない。また、ハーメルがどこからか持ってくるコスプレ衣装を着ることが多いが、本人は育った環境ゆえか世間の衣装風俗に疎いらしく、どんなに際どい衣装を着せられても平然としている。
: ヴォーカルの殺戮に自身の軍王時代の殺戮を重ねてしまったことからヴォーカルを倒すことに躍起になるが、幾度となく敗北し、最終的にはルビー剣のために魂を奪われてしまう。空となった身体は反魂の法でヴォーカルの思考を持つ兵器とされてしまい、反魂の本体であるヴォーカルの寿命が尽きた影響で自身の身体も崩壊していくが、ライエルが魂を奪還したことで自我を取り戻し、身体の欠けた部分はオカリナの最後の力で復活する。操られていたとはいえ再び大量殺戮を行ってしまったこととオカリナの死から自暴自棄になり死のうとするが、ライエルによって落ち着きを取り戻し、自ら生きるという選択肢を選ぶ。それ以降、ライエルを強く意識するようになる。北の都の最終決戦でオル・ゴールの呪縛を解き放ち、同盟国の人間に「ハーメルンの赤い魔女」から「赤い羽根の天使」と呼ばれ、自らも「赤い羽根の天使」と名乗るようになる。なお、ヴォーカルやケストラーの影響によって暴走した際は黒い翼と黒いボンデージ風ファッションとなった。
: 最終決戦後はライエルと結ばれ、彼との間に授かった娘にオカリナの名を与えた。
: アニメ版では赤ん坊の頃ではなく、幼児の頃に魔族に連れ攫われたことになっている。原作ではストレートヘアーだが、アニメ版ではカールがかかった髪形となっている。原作とは異なり、魔族化したハーメルとも互角の戦いを展開した。母・パンドラも兄・ハーメルもオカリナも失い、独りどこかに旅立つが、羽根は白に戻っていた。
: 名前の由来は電子楽器の一種であるシンセサイザー。魔界軍王の名前はロック楽器からとられている。
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: 声:小島朋子/坂本千夏
: スフォルツェンドの騎士国ダル・セーニョの若き王子。一人称は「俺」だが「僕」を使うこともあり、アニメ版では「オイラ」を使ったこともあった。ダル・セーニョへの魔界軍王襲撃の際に生き残り、たった1人で北の都を目指していた時にハーメル達と出会う。出会った時は生意気で、国は滅びているはずなのにどこからともなく大金を出している場面があった。
: 最初は魔物と戦うのを怖がっていたが、次第に誇り高い剣士として自ら敵と戦うようになるまでに成長する。祖国に戻ってからは亡き両親の形見である剣を受け継ぎ、父の双剣に母の剣、そして自分の剣の計4本を持つようになる。
: スフォルツェンドの戦いの後、1人自分の祖国に戻り、しばらくしてから一行に合流する事になる。その際、自分の国を滅ぼした魔界軍王の一人であるサイザーが仲間になっていることに困惑し、一度は仲間割れをしてしまう。だが、サイザーが自分の身を犠牲にしても仲間のために鎌を振るう姿を目の当たりにし、やがて和解し共に戦うことを選ぶ。
: ギャグパートでは妙にませている性格からか、エロ話に話を持って言ったり、王としての横柄な態度で偉そうな行動をとっている。また、ハーメルと共に風呂を覗きに行ったりなど悪事を働くことが多い。また出てきた瞬間に魔族を罵ったりする場面もある。
: 父親と母親から受け継いだ剣を持ち、特技は父親譲りの獅子奮迅斬シーザー・スラッシュ)。物語の中盤では操られた父親の亡骸と戦う場面があり、それに勝利し一回り成長した。その後は自ら魔族と戦うことが多くなり、最終決戦の際ギータと一騎打ちをする。一度は敗北しかけるが、小さい体ながらも魔族と立ち向かう剣士としての強い心を持った姿を見せ、北の都に住む絶望しきった人たちの心を取り戻させ、ギータに勝利。最終話で描かれる10年後の世界では、ダル・セーニョを再建して王となる。
: アニメ版ではハーメルが父の命を奪ったと思い、仇を討とうとしていたが、次第に考えを改めていく。コルネットの心を開いてからは、コルネットと共に行動するようになる。エピローグではダルセーニョを再建し、王妃となったコルネットと一緒に成長した姿で登場している。ほとんどのメンバーが陰鬱な描かれ方をされていった中で、未来を信じて行動を起こし続けると、他のメンバーとは一線を画した人物として描かれた。
: 名前の由来は金管楽器の一種であるトロンボーン
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: 声:みうらうらら
: ハーメルとサイザーの母。父親が天使で母親が人間。ただし31巻のオーボウの回想で「おじいちゃんから先祖に天使がいたという話を聞いた」と語っていることから、母方の先祖にも天使がいたようである。ハーメルが使っているバイオリンの本来の持ち主でもある。過去に、傷ついたオーボウを救ったりと慈愛に満ちた人物だった。だが、人間の姿を借りたケストラーとの間に角の生えた子供と羽の生えた子供を作って以来、人間から迫害され、それ以降、人を信じるそばから発作的に人間不信になるという、かなりひねくれた性格の人物になってしまった。自分を利用した夫であるケストラーを今でも愛しているらしく、色々と複雑な思いがある。
: 戦い方はバイオリンによる魔曲の演奏で、ハーメル同様に魔曲によって召喚する他、冥法軍の兵士を浄化させるなどベースすらも圧倒する場面もあった。あらゆる楽器を使いこなし、ハーメルとライエルの音楽の師匠でもある。
: ハーメルとサイザーを魔族に人質に取られ、自らの名前が付いている「パンドラの箱」を開けてしまい、ケストラーを完全復活させてしまった人物でもある。後にベースと戦うが、村人の裏切りによって敗北。その際氷縛結界により体を封印され北の都に連れ去られる。
: 『めぞん一刻』に出てくるPIYOPIYOエプロンを身に着けている時がある。
: アニメ版では、力と記憶を失い人間として生きていたケストラーと出会い夫婦となったが、ある事件に際し「パンドラの箱」を開けて彼の力を復活させてしまう。その後大魔王として覚醒した彼の姿に怯え封印した(彼自身も望んだことだった)が、それを後悔し心の片隅で彼の復活を望んでいた。しかしケストラーを恐怖してしまったことで箱を開ける資格を失ってしまい、再会したサイザーに箱を開けるように頼み、直後に消滅した。また、サイザーが天使の血を引く理由も、原作の当初の設定であるケストラーが天使と悪魔の力を併せ持つ存在であるためとなっているので、この場合のパンドラは純粋な人間と思われる。
: なお、名前の直接の由来はギリシャ神話のパンドーラーではなく、ウクライナの民俗楽器バンドゥーラの方だとされている。
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: 声:柊美冬
: 魔界軍王No.3サイザーの副官。サイザーが連れている白ガラス。序盤は喋るだけのカラスだったが、サイザーの危機を境に本当の姿に戻る。それ以後カラスの状態には戻っていない。右目に大きな傷がついている。真の姿はショートヘアに露出の大きい服装の凛とした女性。
: 元魔界軍王No.2であるオーボウの娘。サイザーの育て親でもあり、サイザーがパンドラに捨てられた訳ではないことを知っていたが、他の軍王に脅され、本当のことを言うことができず苦しんでいた。サイザーが仲間になるに従ってパーティーに加入する。後の戦いでサイザーを救うために魔力を使い果たし、寿命によりこの世から去った。心優しい性格は父親譲り。
: 実は途中まで作者が性別を決めかねていて、男性になった場合はサイザーをめぐってライエルの恋のライバルとなる予定だった。初期は口調が定まっていなかったが、敬語調で安定した。
: エピローグでは、ライエルとサイザーの間に生まれた娘がオカリナと名付けられている。
: 第25巻以降の全巻のあらすじページで良く登場する(第35巻では登場せず)。
: アニメ版では魔族側の立場。父・オーボウと共に封印されてしまう。
: 名前の由来は気鳴楽器の一種であるオカリナ。オカリナはイタリア語で「小さなガチョウ」という意味がある。
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: サイザーの天使の横笛によって召喚される精霊。肩当に1 - 9の番号が書かれている。サイザーの気分次第で性格が変わり、戦闘の時は容赦無く敵を貫く天使だが、サイザーの気分が良い状態だと(ブリュンヒルデ以外)女子高生風の軽薄な性格になる。サイザーの命令次第で、姿を変えることもでき、初登場時は全員がサイザーと同じ姿をしていた。サイザーの甲冑は9番目のワルキューレ、ブリュンヒルデが変身したものだったが、ヴォーカル戦でブリュンヒルデは命を落とし、その後は4番目のシュウェルトライテが甲冑となる。
: なお、召喚を行う際のサイザーは天使本来の姿である裸体に変化する。
:
* ワルキューレ一覧
:
*# ゲルヒルデ
:
*# ヘルムウィーゲ
:
*# ワルトラウテ
:
*# シュウェルトライテ
:
*# オルトリンデ
:
*# ジークルーネ
:
*# グリムゲルデ
:
*# ロスワイセ
:
*# ブリュンヒルデ

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハーメルンのバイオリン弾きの登場人物」の詳細全文を読む




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