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BYE BYE! MY BOY! 倍 梅 (姓) 馬医
バイ(貝、蛽、海蠃、海螄)、学名 ''Babylonia japonica'' はバイ科に分類される巻貝の1種。またバイが属するバイ属(''Babylonia'')の貝類を総称してバイと呼ぶことも多く、1970年代以降、水産物やその加工品としてバイの名で出回っている貝は、バイによく似た海外産の同属別種であることがほとんどである。さらに形が似たエゾバイ科の食用貝の一部も一般的な通称や流通名としてバイと総称されることがある。従来バイ属はエゾバイ科に入れられていたが、2000年以降の研究結果では独立した科とするのが妥当であるとされる。なお、バイとは「貝」の音読みであり、「バイ貝」というのは語義が重複した呼び方である〔「エンドウマメ豌豆豆」とか「ゴビ砂漠」(ゴビは「砂漠」の意)と同じである。〕。 == 狭義のバイ == 狭義のバイ、即ち標準和名のバイ ''Babylonia japonica'' は南西諸島を除く日本全域と朝鮮半島、中国の一部などに分布する温帯種で、内湾から外洋までの沿岸域の浅海砂泥底に潜って生活をしている(沖縄には近縁のウスイロバイが分布する)。典型的な腐肉食であるため死んだ動物の臭いに敏感で、魚などの死体があるとすばやく集まり体内に格納された吻を長く伸ばして肉や内臓を食う。この性質を利用して、籠に死魚を入れて海中に沈め、バイを漁獲することができる。この漁法はバイ籠漁(ばいかごりょう)と呼ばれ、カニ籠漁と並ぶ代表的な籠漁のひとつである。籠の形は地方によって異なる。人間の生活圏近くで比較的大型のこの貝が簡単に漁獲できるため、古くから食用の貝として親しまれてきた。近縁のエゾバイ科(いわゆるツブ類)のように有毒の唾液腺を持たないため、茹でた貝から抜き出した身は、内臓ごと全体を食べることができる。 調理は例えば多く穫れる富山県では、醤油と砂糖や味醂で煮たものが多く、祭の料理の定番だった。くるっと回しながら楊枝などで取り出すと内臓まで取れる。冷蔵技術が発達した1980年ごろから内臓以外を刺身として提供されるようになった。最初は料亭などだけだったが、スーパーでも売られるようになった。エスカルゴ風にしてパンサ・エスカルゴ(pince à escargots)で食べさせるレストランもある。2010年ごろから「バイ貝ご飯」も注目されるようになってきた〔魚の祭典「魚の国のしあわせFish-1グランプリ」2014年の「地域に人を呼び込む“ご当地魚”グルメコンテスト」の部で魚津漁業協同組合による「富山のバイ飯」が準グランプリに選ばれた。基本的には醤油と味醂と刻んだ生姜で煮たものを身も内蔵も一緒に炊き込みにして、三つ葉などを加えて食べる。〕。 近年は内湾が内分泌攪乱物質である有機スズ化合物によって汚染されたために多くの雌が生殖器が半ば雄化して生殖能力を失い激減している。そのためかつては庶民の食材であったバイも1990年代頃よりは「本バイ」「黒バイ」と呼ばれる高級食材となり、価格もかなり高いものとなっていった。しかしその後の船舶塗料規制により、2000年以降は一部の海域で復活しているともいわれ、特に日本海側では市場に出回るほどの漁獲がある。石川県などでは他の「~バイ」と区別するため、本種を殻の模様から小豆バイ(あずきばい)と呼んで区別する。 1988年(昭和63年)4月1日発売の40円普通切手の意匠になった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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