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バイスプレジデント ( リダイレクト:ヴァイスプレジデント ) : ウィキペディア日本語版
ヴァイスプレジデント

ヴァイスプレジデント(バイスプレジデント、、略語:VP)は、外国、特に米国法人企業および、その日本の支店若しくは子会社外資系企業)等において、の代表者であるを補佐又は代理する役員の名称、若しくはバイスプレジデントとして選任された人物のことである。なお、英国では、政府の官職の意味では米国と同様にバイスプレジデント といい、法人の役員 の意味ではディレクター()という。
== 概要 ==
米国におけるバイスプレジデント は、一般に政府やその他の団体において、代表者たるプレジデントを補佐又は代理する役職を指し、具体的には政府の副大統領国際機関の副総裁非営利団体0絵ztn等の副会長や副理事長会社副社長などであるが、一部の団体や会社では副会長や副理事長、副社長などと和訳するほど高位ではない職位の名称として用いられており、そのような場合には日本語では「副会長」、「副理事長」、「副社長」などと訳さずに「バイスプレジデント」と表現することが多い。日本の会社においては、直訳のイメージとの混同を避けるためにあまり使われないが、英語表記を行う場合に支配人執行役員、または常務英訳として使用されることがある。
米国の法人のバイスプレジデント は、非営利法人であっても営利法人(株式会社)であっても伝統的に、、等とともに法人のとされる。理事会(法人が会社の場合は取締役会) は一人または二人以上のバイスプレジデント を選任することができる。法人の基本定款 又は付属定款 に別段の定めがない限り理事又は取締役 でなくともよい。米国の多くのでは、バイスプレジデント の役割や権限について州法で明確に規定していないので、法人が付属定款 でその権限の概略を規定する。一般に、主な事業部 (business unit)、部門 (division) 若しくは職能別部署 (function)(営業総務財務など)を担当し、または法人の重要な経営方針を決定する職務を行い、法人の法律文書株券署名する権限を有する。判例法ではバイスプレジデント に明示的に権限が付与されていない場合、通常は第三者に対して法人を拘束する行為を行うことはできないが、プレジデント に欠員(無能力状態や法律行為ができないかそれを拒否する場合などを含む)が出た場合は、プレジデント と同様に第三者に対して法人を拘束する行為を行う権限を有するとされる。
米国法律協会 による「企業統治の原則:分析と勧告」 において、の副社長 はに分類されている。
バイスプレジデント(VP)には、コーポレート・バイスプレジデント(CVP)、シニア・バイスプレジデント(SVP)エグゼクティブ・バイスプレジデント(EVP)シニア・エグゼクティブ・バイスプレジデント(SEVP)などの名称を付与することがある。
SEVPは、デピュティ・プレジデント や英国デピュティ・マネージング・ディレクター や日本の副社長に相当するといわれる。
EVPも、英国のDMDや日本の副社長に相当する場合があるが、SEVPに次ぐ職位とされる。
また、SVPは、通常、EVPに次ぐ職位を指す。
CVP若しくはVPはこれに次ぐ職位とされるが、これらSEVP、EVP、SVP、CVP、およびVPなどを総称してバイスプレジデント (VP) という場合もある。
米国のEVP又はSVPは英国のエグゼクティブ・ディレクター に相当し、米国のSVP又はCVPは英国のディレクター に、米国のCVP又はVPは英国のデピュティ・ディレクター に相当する。
米国の株式会社のSVPやCVPに次ぐ地位のバイスプレジデント (VP) は、大きな会社の場合は、日本企業でいえば部長、本部長、又は平取締役程度の職位であるとされ、本店支店などの責任者を務めるバイスプレジデント (VP) は支配人に相当するが、投資銀行経営コンサルタントでは、さらに下位の職位として用いられる。小さな会社の場合には、バイスプレジデント (VP) が営業課長を兼務する場合がある。さらに極端な場合は、一般企業の主任や銀行における支店長代理のような、最初の肩書きといった場合もある。
業界によって地位の高さが異なるのは、外資系証券会社や経営コンサルタントは事業会社の経営幹部と対等に話をする必要があるため、「底上げした」肩書を用いたのが発祥と考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vice president 」があります。




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