|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ブル : [ぶる] 【名詞】 1. bull 2. (n) bull ・ 商 : [しょう] 1. (n,n-suf) quotient ・ 商法 : [しょうほう] 【名詞】 1. trade 2. business 3. commerce 4. commercial law ・ 法 : [ほう] 1. (n,n-suf) Act (law: the X Act)
バイブル商法(バイブルしょうほう)とは、健康食品や代替療法に関して、その効能、理論、体験談等を書いた本(通称「バイブル本」と言う)を実質的な広告にして医薬品医療機器等法の規制を抜けようとする商法のこと。ステルスマーケティングの一形態である。 ある特定の健康食品や民間療法行為で完治したという内容の本を出し、その本の巻末やしおりなどに健康食品の販売会社や医療機関、民間療法の連絡先が記載されている。その連絡先はその本の著者や出版社と関係が深いことが多い。また、その健康食品はその効果は広く認められているとしても劇的な効能を期待させるのには無理があることが多い。高価な自由診療(保険外診療)や、研究・実験段階の医療であるものも多い。根本的な治療法がなかったり、難治性や末期の病気で苦しんでいる人を対象としたものが多い。またその本の新聞広告なども宣伝を兼ねている。 ==法律との関係== 健康食品の効能を謳うことは、医薬品でないため原則的(保健機能食品は例外)には禁止されている。もし、効能を謳えば医薬品として扱われるので、もはや「食品」ではなく「無許可の医薬品」ということになり医薬品医療機器等法違反となる。2005年10月にはこの薬事法(当時)違反の容疑で、アガリクスに関するバイブル本の執筆者、監修者、出版社の役員や従業員、健康食品販売会社代表らが逮捕され、書類送検されている〔「アガリクス本」監修の東海大名誉教授を書類送検 (読売新聞 2005年10月7日)〕〔アガリクス本監修、医師らを書類送検…薬事法違反容疑 (読売新聞 2005年11月18日) 書籍で違法広告、メシマコブでも…出版社役員ら逮捕 (読売新聞 2005年11月16日)〕。 また、健康増進法の観点から見ると、「(食品について)著しく事実に相違する表示をし、又は著しく人を誤認させるような表示をしてはならない。」(同法 第三十二条の二)に抵触する。これらの規制を回避するために表現の自由がある出版物の形で効能を謳うという巧妙な手段である。そのため、前述の容疑で関係者が送検された件については、表現の自由の制約であるとして問題にならないかどうかという観点から慎重な捜査が行われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バイブル商法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|