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バイロン・モレノ : ミニ英和和英辞書
バイロン・モレノ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


バイロン・モレノ : ウィキペディア日本語版
バイロン・モレノ

バイロン・アルデマ・モレノ・ルアレス(, 1969年11月23日 - )はエクアドルの首都キト出身の元サッカー審判員。
かつては国際サッカー連盟(FIFA)の国際審判員として活躍していたが、2002 FIFAワールドカップ以後にFIFAによって除名された。
== 経歴 ==
主審として2002 FIFAワールドカップに参加(当時32歳)。6月18日韓国イタリア戦を裁いた。この試合中、トッティに2枚のイエローカードを出して退場処分とし、延長戦ではイタリアのゴールをオフサイドと判定した。このふたつの判定はのちにFIFA公式ライセンスを取得した会社が発行したDVDである「FIFA FEVER」において「世紀の10大誤審(ワールドカップの10大誤審)」の6位と7位に選定されている〔文藝春秋 Number Web 2004年12月2日付『日韓W杯の誤審疑惑をFIFAが公式認定?』より。〕。この事件はイタリア国内で大きく取り上げられ、ローマの検察なども動いた。
また、2002年9月8日には出身地であるキト市を本拠地とするLDUキトグアヤキル市を本拠地とするバルセロナSCという、エクアドル国内で最も白熱する一戦において主審を受け持った。オフィシャル(公式)がロスタイムを6分と表示したにもかかわらず、LDUキトが逆転するまで試合終了の笛を吹かなかった。そのロスタイムは12分にも及んだ。ロスタイム突入時点ではアウェイのバルセロナSCが2-3とリードしていたが、99分にLDUキトが同点、そして101分に逆転ゴールを記録。その直後に試合終了の笛を吹いた。オフィシャル通りなら97分になる前(96分〜約96分59秒の間)に試合が終了していたはずであった。この年の10月20日にキト市の市議選に立候補しており、票集めの為に地元チームLDUキトを勝たせたのではないかとの疑惑を呼んだ〔 市議選立候補で票集め? エクアドルのモレノ審判 - 47NEWS 2002年9月10日〕。なお、市議選には落選している。
2002年9月10日エクアドルサッカー連盟はこの試合を受け、モレノを20試合の資格停止処分にすると発表した〔 エクアドルの疑惑審判 永久追放も - スポニチアネックス(2004年12月9日時点のアーカイブ)〕。
2002年9月13日、FIFAはイタリアサッカー連盟から調査要請を受けていた2002 FIFAワールドカップ韓国対イタリア戦での誤審とさらに前述のエクアドルリーグセリエA(1部リーグ)のLDUキト対バルセロナSC戦で長いロスタイムをとった件についてモレノの調査に乗り出した〔 調査を歓迎とモレノ氏 サッカー疑惑判定の主審 - 47NEWS 2002年9月14日〕。
2003年1月、FIFAは調査の結果、2002 FIFAワールドカップでの同審判の規律違反はなかったと発表した〔 モレノ審判が現場復帰 エクアドル各紙報道 - 47NEWS 2003年5月6日〕。
2003年5月3日、エクアドルリーグセリエB(2部リーグ)の試合で現場に復帰した〔。
同年5月、復帰後3試合目となったエクアドルリーグセリエA前期リーグ第13節デポルティーボ・クエンカデポルティーボ・キト戦で、モレノ主審はアウェイチームのデポルティーボ・キトの選手3名に対しレッドカードを提示し退場させた。あからさまなホームチームのデポルティーボ・クエンカへの有利な判定だった。なお、試合自体は1対1で引き分けに終わった。
この試合のジャッジにより、エクアドルサッカー連盟から再び1試合の出場停止処分を受け、2003年6月にモレノは審判員を引退した。当時は36歳で、サッカーの審判員としては早い引退だった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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