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バインセオ : ウィキペディア日本語版
バインセオ

バインセオ (ベトナム語:Bánh xèo) は、日本でベトナムお好み焼き、西欧でベトナム風クレープなどと呼ばれるベトナム南部の粉物料理。
== 概要 ==
ベトナム北部ではあまり食べられていないが、南部では日常的な家庭料理であるためレシピは多彩で、中に入れる具も多様である。
基本的なレシピは、米粉ココナッツミルクをベースにした生地をターメリックで黄色く着色し、大きめの専用フライパンで薄皮に焼き上げる。焼けたら豚肉もやし海老緑豆、あるいは鶏肉キノコタマネギなど、好みの具(肉・魚類は事前に火を通しておく)をたっぷりと乗せて二つ折りにし、軽く蒸し焼きにしてさらに油で皮をパリパリに焼く。焼き上がったものに香草(ミントドクダミ紫蘇など)類を添えて風味を付け、一口大にちぎってレタスやサニーレタスなどの葉もの野菜でつつんだものをヌックマム魚醤)をベースにしたタレ「ヌクチャム」につけて食べる。
ホーチミン市など都市部には専門店があるほか、屋台でも売られ、庶民的な食べ物としてフォーチャーズィオ春巻き)同様に旅行者の人気を集めている。
「バイン」とは本来はチュノム表記で「񣂒」(米へんに屏)もしくは「餅」と書き、「餅(もち)」の意味だが、パン、饅頭、ケーキなど粉を捏ねたもの一般を指す語となっており、「セオ」とは生地が熱い鉄板に触れたときにたてる音を表している。
カンボジアではバンチャエウ()と呼ばれる。タイ王国ではカノム・ブアン・ユアン(ขนมเบื้องญวน)またはバンサオ(บั๊ญแส่ว)と呼ばれ、焼き上がりをぱりっとさせるために生地に石灰水が入り、中身にココナッツ豆腐、チャイポー(菜脯)という中華風の大根漬け物ラッカセイコリアンダーが入るなどタイ独自のものとなっている。

File:Hue pancake, vietnam.jpg|フエのバインセオ
File:ព៉ាញ់ឆៅ.jpg|バインチャエウ
File:Khanom bueang.jpg|カノム・ブアン・ユアン


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バインセオ」の詳細全文を読む




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