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バウンドドッグ : ミニ英和和英辞書
バウンドドッグ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


バウンドドッグ ( リダイレクト:バウンド・ドック ) : ウィキペディア日本語版
バウンド・ドック

 
 

バウンド・ドック (BOUND-DOC) は、テレビアニメ機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の有人式人型ロボット兵器
地球連邦軍特殊部隊「ティターンズ」のニュータイプ専用可変モビルアーマー (MA)。劇中では主に、ティターンズのジェリド・メサロザミア・バダムが搭乗する。本来、バウンド・ドッは誤表記だが、SDガンダム作品では意図的に「犬(=ドッグ)」とされる場合〔「九尾犬」「弾犬」など。〕もある。
なお、本項では、本機と関連のあるムットゥーの解説も併記する。
== 機体解説 ==

オークランド研究所においてニュータイプ用に調整された試作機で、ニュータイプや強化人間でなければ機体性能を完全には引き出すことが出来ない。サイコガンダム同様のサイコミュを搭載しているが、武装ではなく機体制御に使用している。
右手がマニピュレーターではなくクローで左右非対称、細身な上半身に重量感のある下半身という、グリプス戦役時の戦闘兵器の中でも特に異彩を放つ姿をしている。ビームライフル・ビームサーベルとも左手でしか持つことができない。可変MAなので大型だが、宇宙空間での機動性は高い。MA形態時にはモビルスーツ(MS)時の左腕部のシールドに装着されているモノアイがメインカメラに、両脚がクローアームになる。コクピットはMS形態時の胸部にあり、MA形態時には上半身がスカート内後部に90°右向きで収納されるため、パイロットはスカートの下部から出入りすることになる。
資料によっては、本機は旧ジオン軍MAグラブロをベースに開発されているという〔ラポート『RAPPORT DELUXE 12 機動戦士Ζガンダム大事典』71頁。〕。
計3機が生産され、グレーの機体が試作1号機〔角川書店『ニュータイプ100%コレクション4 機動戦士Ζガンダム メカニカル編 2』49頁。〕、赤の機体が2号機、黄色(後述)が3号機である〔『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズの設定など。『ENTERTAINMENT BIBLE.2 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』22頁に、赤の機体をNRX-055-2、黄色の機体をNRX-055-3とした記述がある。メディアワークスの『MS大全集』において、1998年刊行の『MS大全集98』31頁において、それぞれの型式番号をNRX-055-1、NRX-055-2、NRX-055-3としている。〕。
;劇中での活躍
:赤の機体にロザミア・バダムが搭乗した。
:その後、ロザミアのサイコガンダムMk-IIに随伴して、グレーの機体が登場。こちらは複座式で、ゲーツ・キャパローレン・ナカモトが搭乗した。グレーの機体はMA形態のみで運用されている。
:最後に赤の機体が再登場し、ジェリド・メサが搭乗した。彼は強化人間でも完全なニュータイプでもないが、特に不具合が生じたという描写はない。
:劇場版では赤のジェリド機のみが登場している。
:『機動戦士Ζガンダム』42話で、ロザミアはスカート下部のコックピットから出てきたのだが、入る時はMS形態時に胸部のハッチから乗り込んでいる。内部でつながっているのか、コックピットが2箇所あるのかは不明。
:耐ビームコーティングなどの設定が明記されているわけではないが、劇中では非常に高いビームへの防御力を見せており、『機動戦士Ζガンダム』42話で、ロザミアの搭乗機(の主に肩部分)に百式のビームライフルが何発か直撃したにも関わらず、ほとんど無傷だった。ジェリド搭乗時にも、Ζガンダムの発射したビームライフルが直撃しても致命的なダメージにはならず、その衝撃で弾き飛ばされて爆沈中のラーディッシュに衝突したことで撃破されている(小説版では、装甲板に開いた隙間を直撃されて撃墜)。
;ジェリドの搭乗について
:小説版『機動戦士Ζガンダム』の設定によると、ジェリドはニュータイプ部隊に加入しており、バウンド・ドックもロザミアが乗っていた機体を受け継いだものである。しかしこうした説明は映像中には存在せず、小説以外の設定にも明確な記述はない。
:アニメ中でジェリドのニュータイプ描写は少なく、当時の書籍でも一般兵用に改良されていたと推測されている〔『ニュータイプ100%コレクション4 機動戦士Ζガンダム メカニカル編 2』88頁。〕。
:なお、アニメではロザミアの搭乗時とコクピットの内装が異なっている〔42話でロザミアが搭乗したものや48話でゲーツが単独で搭乗したものはサイコ・ガンダムのコクピット設定画と同様のデザインだが、49話のジェリド搭乗時は42話のゲーツ機(複座式)と同様のデザインになっている。〕。
;黄色の3号機
:黄色の機体のカラー設定画が複数の資料に掲載されているが、これは作中に登場していない。これをジェリド機として紹介している資料も存在し〔メディアワークス『データコレクション4 機動戦士Zガンダム 上巻』37頁。〕、『SDガンダム G CENTURY』〔厳密にはシナリオモードで配置されているのがジェリドの機体のみになっており、ゲーム自体にもそれに対応して黄色の機体しか存在しない。〕や、『スーパーロボット大戦』シリーズ、『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズなど、2000年ごろまで幾つかのゲーム作品にジェリド機として登場している。『SDガンダム Gジェネレーション』の設定によるとこれは一般兵用の3号機で、一般兵では性能が発揮しきれなかっただろうとしている。
:00年代以降はそれらのシリーズにも登場しなくなっており〔2006年の『Gジェネレーション・ポータブル』には登場するが、これは『GジェネレーションF』から流用されたものである。〕、現在は資料にも掲載されていない〔『MS大全集2013』、『MS大全集2015』には黄色の画稿は掲載されていない。〕が、2010年のカードゲーム『ガンダムウォー』のカードでもジェリドが搭乗予定だった機体として登場している。
:『ニュータイプ100%コレクション4 機動戦士Ζガンダム メカニカル編 2』や『模型情報』1986年1月号では、この黄色の機体をゲーツ機としている〔『ニュータイプ100%コレクション4 機動戦士Ζガンダム メカニカル編 2』49頁。同頁中では、映像中のグレーのゲーツ機も紹介している。〕〔『模型情報』1986年1月号4頁。〕。プラモデル『1/300 サイコガンダムMk-II』の箱に随伴機として描かれているのも黄色の機体である。
; デザイン
: デザインは小林誠が担当。オリジナル作品『ドラゴンズヘブン』等に登場する、スカートがホバー走行装置になっているメカ「ガンプ」が基になっており、それに脚を付けたようなスタイルをしている。この経緯から『Gの伝説』などの小林のガンダム漫画作品中では脚の無いガンプの外観で描かれている。
:なお、小林は本機を水陸両用機としてデザインしており、『B-CLUB』では小林自らグラブロの両腕を脚部とした模型作例を掲載してそれに準じたイラストが添えられている。
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抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バウンド・ドック」の詳細全文を読む




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