翻訳と辞書
Words near each other
・ バウンド・ドック
・ バウンド・ドッグ
・ バウ・スラスター
・ バウ・ワウ
・ バウ・ワウ・ワウ
・ バウーティー
・ バウ郡
・ バエサ
・ バエティス川の戦い
・ バエドゥパル
バエル
・ バエヴォエサンボ
・ バエ湖
・ バオアン族
・ バオアン語
・ バオダイ
・ バオッキー
・ バオップ
・ バオツェン
・ バオトウ駅


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

バエル : ウィキペディア日本語版
バエル

バエル (〔『悪魔の偽王国』、プランシー『地獄の辞典』にみられる綴り。〕, Bael〔『ゴエティア』での綴り。Baellとも。〕) はグリモワール悪魔学における悪魔精霊)の一人。
レメゲトン』の第一書『ゴエティア』に記載された72人の悪魔の一人であり、同書によると、東方を支配し、66の軍団を率いる序列1番の大いなる王である。
大奥義書』でも、6人の上級精霊に仕える18人の下位精霊に名を挙げられており、ルキフゲ・ロフォカレの支配下にあるという〔Arthur Edward Waite, ''The Book of Ceremonial Magic'' (1913), p. 187. 〕。
さまざまな姿で現れ、ヒキガエル、または人間に似た姿、もしくはこれら全てを併せ持った姿を取るという〔『悪魔の偽王国』では、ヒキガエル、ネコ、人間の3つの頭を持った姿で現れると書かれている。〕。コラン・ド・プランシー著『地獄の辞典』の挿絵では、ネコ、王冠を被った人間、ヒキガエルの頭をもった蜘蛛の姿で描かれている。しわがれた声で話し、人を不可視にしたり、知恵を与えたりする力を持つという〔Johann Weyer, ''Pseudomonarchia Daemonum'' 〕。戦いに強いと言われることもある〔『地獄の辞典』216-217頁、「バエル」の項〕。
バエルはしばしば古代セム人の神バアル(バール)と結びつけられる。コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』では「バエル」は「バール」と別項目となっているが、両者の同一視についても触れられている〔。A. E. ウェイトはグリモワールの魔術を批判的に紹介した『儀式魔術の書』(初版『黒魔術と契約の書』)において、『ゴエティア』と『大奥義書』のバエルについて Baal という綴りを用いた〔Arthur Edward Waite, ''The Book of Ceremonial Magic'' (1913), p. 187. , p. 196. 〕。フレッド・ゲティングズは『悪魔の事典』において、バエルはバアルの別名であると述べている〔『悪魔の事典』305頁(「バエル」の項)、315頁(「バール」の項)〕。
==註==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バエル」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.